フラビオ・ブリアトーレ ネルソン・ピケ
モータースポーツ界からの追放処分が覆ったフラビオ・ブリアトーレは、ネルソン・ピケ親子に対して法的措置をとる意向を示している。

フラビオ・ブリアトーレは、昨年9月にクラッシュゲート騒動が持ち上がった際にネルソン・ピケJr.と彼の父親に対して訴訟を起こすと発表していたが、その後ルノーを離脱し、FIAの世界モータースポーツ評議会によってモーターレーシングからの無期限の追放処分を受けていた。

しかし、昨日パリの大審裁判所は、FIAの制裁が違法であるとの判決を下した。現在、FIA側は控訴を検討している。

ガゼッタ・デロ・スポルトの取材で、ピケ親子を相手どり訴訟を起こすことを計画しているか問われたフラビオ・ブリアトーレは「非常にありえるね。私に対して行われた悪行を一日で忘れることはない」と答えた。

またブリアトーレは、追放は元FIA会長のマックス・モズレーとの論争に影響を受けたとの主張を繰り返し述べた。

「モズレーからの復讐だ。彼は常にFIAと世界評議会を私有財産のように管理していた」

彼は、私がそのストーリとは関係がないと思うと私に話して安心させ、そのあと評決を行った。F1の18年でも卑劣な行為だ」

「まずモズレーは私からシューミとアロンソとのタイトルを奪おうとし、このストーリーで私を滅ぼそうとした」

フラビオ・ブリアトーレは、新会長のジャン・トッドのFIAと良い関係を持てると考えている。

「長年ジャンを知っているし、彼の正直さに賭けることができる。今回のことは私とモズレーとの間の問題だ」

またブリアトーレは、FIAが昨日の判決を不服として控訴できるかどうか疑問に思っていると語る。

「私なら、あのような評決のあとでそうすることはないだろう」

ブリアトーレはF1に復帰するかどうかはまだ決めていないとしているが、ドライバーマネジメントは再開するつもりだとしている。

「(ヘイキ)コバライネンと(ルーカス)ディ・グラッシを除けば、他のドライバーとの関係は変わっていない」

「実際、現在、我々は弁護士と我々との契約を壊した者に対して法的措置をとるべきかどうか状況を分析している」

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カテゴリー: F1 / ネルソン・ピケJr.