F1
F1にとって重要な市場であるテレビ視聴率が世界的に大幅に低下していることが明らかになった。

Marca は、最も懸念される数字はラテンアメリカだと報道。そこでF1の視聴率は50%まで落ち込んでいるという。

「イタリアでは、フェラーリの成功にもよるが、最初の5戦のデータでは20%低下している」

直近のF1カナダGPを見ると、イタリアの RaiSky の損失をあわせると、ほぼ350万人の視聴者を失ったことになるという。

「フェルナンド・アロンソにずっと注目しているスペインでも15%低下している」

分析によると、視聴率の低下はセバスチャン・ベッテルが圧勝した数年前から始まったとされ、2011年は5億1500万人だった視聴者が、2012年には5億人まで落ち込んだという。

バーニー・エクレストン率いるFOMは、セバスチャン・ベッテルが後半戦で9連勝を果たした昨年にはさらに5000万人の視聴者を失ったことを明かしている。

主要なマーケットであるフランスは有料放送に移行し、中国では国営放送局であるCTVの放送が終了している。

ドイツは、昨年10%の視聴率低下に留まったというが、メルセデスだけでなく、ドイツ出身のニコ・ロズベルグが好調にも関わらず、2014年にさらに3%低下しているという。

元F1チーム代表のフラビオ・ブリアトーレは、2014年のレギュレーションが大きな問題だと考えている。

「現在、我々が持っているものはF1ではない。F1は他のものだ」とフラビオ・ブリアトーレは Radio24 に述べた。

「オーディエンスは、ノイズの少ない車をあまり楽しんでいないのは明らかだ」

「燃料をセーブするドライバー、ウィングのフラップがオープンになっている際に“見せ掛け”オーバーテイクしかしないドライバーがいる。闘士であることよりも、むしろ会計士のようなドライバーだ」とフラビオ・ブリアトーレは述べた。

F1の最高権威者バーニー・エクレストンは、F1新時代、特に静かなV6エンジンに常に批判的だった。だが、バーニー・エクレストンはテレビ視聴者数についてあまり心配はしていないようだ。

「ドイツの RLT の人々と話をしたが、彼らは全体にわたってテレビ視聴率が下がっていることに驚いていると言っていた」

「どうしてか? 人々はそれだけの時間を得なくなったからだ。彼らはFacebook、Twitterを使っている・・・。人々が見ることのできるたくさんのことがある。視聴率は下がっているが、最終的に彼らはテレビを見ることに戻ってくるだろう」

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