日産
日産は、9日、安倍晋三総理参加の下、国会前庭を囲む周回道路にて実施された公道実証に、ナンバープレートを取得した自動運転技術の実証実験車両(Autonomous Drive)で参加した。

自動運転技術は、今後の道路交通システムを支えるテクノロジーの一つとして、日本の成長の原動力となることが期待されている。

今回の公道実証は、その取り組みを明確にするものとして、経済産業省による発案・企画の下、関係省庁との緊密な連携により、国内自動車会社3社が参加し実施された。

日産の実証実験車両は「日産リーフ」をベースに、車両が周辺の道路状況等を検知しハンドル・ブレーキ等を自動的に制御する技術を搭載し、一般公道での自動運転走行を可能としている。

具体的には、車両周囲のカメラ、レーザースキャナー、レーダー等により、周囲の車両、歩行者、信号や交通標識等を認識し、車載コンピューターで判断、モーターやステアリング、ブレーキなどを制御し自動で走行できる機能を備えている。

日産は、今年8月にカリフォルニアで実施した「Nissan 360」のイベントにてAutonomous Drive(自動運転車両)の試作車を公開し、2020年に自動運転技術の市販化を目指すことを発表した。9月には、将来の自動運転システムの実現に向けた、公道実証実験のためのナンバープレートを付けた本実験車を公開した。

日産副会長の志賀俊之は「今回、総理に実際にご試乗いただき自動運転の公道実証を実施できたことで、自動運転の実現に向け大きな一歩を踏み出すことができました。日産は、より安全で快適、かつ環境に優しい将来モビリティの実現に向け、自動運転を早期に実用化するために、今後政府や関係機関、企業との連携をより一層、強化していきたいと考えています」と述べた。



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カテゴリー: F1 / 日産