マックス・フェルスタッペンのマネージャーがレッドブルF1首脳と口論

フェルスタッペンはバーレーングランプリで6位と大きく後退し、スタートポジションから少なくとも1つ順位を上げたものの、マクラーレンのレースウィナー、オスカー・ピアストリとは34秒以上の差がついた。
また、チェッカーフラッグで3位に甘んじたマクラーレンのランド・ノリスに、ドライバーズランキングで8ポイント差をつけられた。
フェルスタッペンにとっては、7日前に日本グランプリで驚異的なポールポジションを獲得し、キャリア通算64回目のF1勝利を収めたばかりだったが、この週末は荒れた展開となった。
フェルスタッペンは、バーレーン・インターナショナル・サーキットでRB21のブレーキとバランスに継続的な問題を抱えていたと嘆き、レース中にはピットガントリーの配線問題により、チームメイトの角田裕毅にも影響が及んだため、ピットストップが遅れてしまった。
レース後、Sky Sports F1のピットレーンレポーターであるテッド・クラビッツは、レッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコに激怒するフェルスタッペンのマネージャー、レイモンド・フェルミューレンを目撃した。
「レース終了後、私は何人かのチーム代表を待っていたのだが、マックスのマネージャーであるレイモンド・フェルミューレンがレッドブルのガレージに入ってきて、ヘルムート・マルコに何かをまくし立てていた」と語った。
「彼はマルコに抗議し、マルコはただ立ってそれを受け止めていた。レイモンドはガレージの裏に駆け足で去っていき、その際にパスを外した。明らかに、彼らは不満を抱いている」
しかし、事情に詳しいPlanetF1.comの情報筋によると、マルコが特に批判の的となったわけではないが、フェルスタッペンのマネジメントがチームに彼らの気持ちをチームに伝えたと理解されている。

一方、マックス・フェルスタッペンは状況を嘆くのではなく、レース後にメディアの取材に応じた際には、むしろ現実的な見解を示した。
「それが現実だ」とフェルスタッペンは語った。
「たとえ失望やフラストレーションを感じるような状況であっても、常に最善を尽くそうとしている。しかし、前に進まなければならない」
「僕たちは話し合いを続け、改善を試み続けている。僕たちは自分たちの問題を理解している。たとえレースで勝っても、それは消え去るわけではない。先週もすでにそう言った」
「僕は、ポジティブなシナリオやネガティブなシナリオを思い浮かべても、それらに影響されることはない。ただ、非常に中立的な立場を保つだけだ。だから、ただ働き続けるしかない」
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