日産フォーミュラEチーム、ペトロミン社との長期パートナーシップ締結を発表
日産自動車は、日産フォーミュラEチームが中東のスマートモビリティソリューションプロバイダーであるペトロミン社と4年間のグローバルパートナーシップを締結したことを発表した。このパートナーシップはペトロミン社の子会社でEV充電事業を行うエレクトロミン社が主導する。

ペトロミン社は、サウジアラビアで日産の正規販売店を運営しており、2023年のディルイーヤe-Prixから、ペトロミン日産が日産フォーミュラEチームのオフィシャル・イノベーション・パートナーになるなど、強い関係を構築してきた。

トマソ・ヴォルペ(日産フォーミュラEのゼネラルマネージャー兼日産フォーミュラEチームのマネージングダイレクター)
「日産フォーミュラEチームとペトロミン社ならびにエレクトロミン社とのパートナーシップ締結を嬉しく思います。これは日産にとって、フォーミュラEプロジェクトをより幅広い計画の中に組み込むことの重要性を示しており、Ambition 2030で掲げた電動化の推進だけでなく、日産グループ内の関係を有効活用するためでもあります。エレクトロミン社の親会社であるペトロミン社は、サウジアラビアでの正規日産販売代理店を展開しており、中東地域で日産ブランドを促進するために、緊密な協力が欠かせません。GEN4プログラムの開発に向けてエレクトロミン社を始めとするペトロミン・グループ全体と協業することを楽しみにしています」

カリヤーナ シバニャナム(ペトロミン社のグループCEO)
「この先の4年間、エレクトロミン社が先陣を切って日産フォーミュラEチームの公式グローバルスポンサーとして戦略的パートナーシップに参加できることを非常に誇りに思います。この協力関係は、単なるスポンサーシップにとどまらず、ペトロミン社の持続可能性と革新へのコミットメントを反映するとともに、サウジアラビアの経済改革構想である『ビジョン2030』に合致しています。エレクトロミン社はサウジアラビアでのe-モビリティの先駆者であり、このパートナーシップは地域全体でEV技術の採用を加速する重要な一歩と捉えています。サウジアラビアでの日産自動車の正規パートナーとして、このパートナーシップ締結は、日産との長年の関係を更に強化し、自動車の未来に向けた私たちの共通のビジョン実現を後押しします。私たちは共に、サウジアラビアのよりクリーンでグリーンな未来への変革を推進しています」

このパートナーシップに伴い、オリバー ローランドとノーマン ナトーが運転する日産のフォーミュラEマシンであるe-4ORCE 05のボディやドライバーのスーツなど、様々な場所にエレクトロミン社のブランドロゴが掲載される。

ペトロミン社について
サウジアラビアにおけるモビリティソリューションのリーディングプロバイダーとして知られ、自動車産業全般において卓越した品質の製品とサービスを提供しています。1968年の創立以来、ペトロミン社は革新的なブランドとして成長し、自動車の各段階に対応する包括的なソリューションを提供している。当初は地域で最高品質の潤滑油を生産することで認知されましたが、現在ではモーターオイルの製造、車両のメンテナンス、修理サービス、自動車販売店、電気自動車(EV)ソリューションまで幅広いポートフォリオを展開している。8,000人を超える従業員を擁するペトロミン社は、GCC、中東、アフリカ、アジアの40カ国以上に輸出している。サービスセンターの広範なネットワークに支えられ、ペトロミン社は迅速で信頼性の高い車両メンテナンスサービスを提供し、地域全体で類まれなるカバレッジと顧客満足を確保している。自動車セクターにおける重要なプレーヤーとして、ペトロミン社は革新を推進し、持続可能なモビリティイニシアティブを支援することにコミットしている。

エレクトロミン社について
ペトロミン社の子会社であるエレクトロミン社は、サウジアラビアを代表するスマートモビリティと新エネルギーソリューションの先駆者であり、企業の持続可能性目標の達成を支援している。エレクトロミン社はEV充電インフラ、電気自動車および商用車、バス高速輸送(BRT)システムを包括するエンドツーエンドのソリューションを提供している。またこうしたサービスを通じて企業の持続可能性を支援している。コスト効率の良い革新的なソリューションの提供により、地域のスムーズかつ持続可能なe-モビリティへの移行をサポートする。また、2023年のG20サミット開催中に、インドにおけるEVインフラストラクチャーの進化のためヒンドゥスタン・ペトロリアム・コーポレーション・リミテッド(HPCL)と提携し事業範囲を拡大した。このコラボレーションにより、エレクトロミン社は持続可能なモビリティ領域におけるグローバルリーダーとしての地位を確立している。

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / 日産 / フォーミュラE