富沢祥也
ホンダは、ロードレース世界選手権サンマリノGP Moto2クラスでレース中に倒を喫し、不運にも帰らぬ人となった富沢祥也選手に哀悼の意を表した。

ロードレース世界選手権(WGP)Moto2 クラスに参戦するTechnomag-CIP チームの富沢祥也選手(19歳)は、2010 年9月5日(日)に開催された第12 戦サンマリノグランプリ Moto2 クラス決勝レース走行中の12 周目、11 コーナーで転倒。頭部、胸部、腹部を負傷し、サーキット内のメディカルセンターで人工呼吸などの処置を受けた後、2 名の医師とともにサーキットからリッチョーネ市内の病院に搬送されました。病院では緊急処置が施されたものの、同日(9月5日)午後2時2 分、逝去されました。

富沢祥也選手は、2006 年に全日本ロードレース選手権のGP125 クラス(Honda RS125R)にデビューするとともに、同年開催されたWGP 日本グランプリ125cc クラスにワイルドカードでスポット参戦を果たしました。2008 年には全日本ロードレース選手権GP250 クラス(Honda RS250R)にステップアップし、ランキング2 位を獲得。翌2009 年には、活躍の場をWGP250cc へと移し、フル参戦しました。今シーズンは、新設されたMoto2 クラスに参戦し、開幕戦カタールでは見事優勝を遂げ、世界で活躍する日本人の若手ライダーとして今後の更なる活躍が期待されるライダーでした。

中本修平 HRC 副社長
「現場で富沢選手の訃報に接し、深い悲しみでいっぱいです。富沢選手は、グランプリライダーとしてのキャリアをまだ歩みはじめたばかりで、チャレンジングスピリット溢れる有望なライダーを失ったことは、大変残念に思います。富沢選手ならびにご家族に対しまして、心より哀悼の意を表します」

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カテゴリー: F1 / ホンダF1 / MotoGP