角田裕毅 F1メキシコGP FP1でリンドブラッドに敗北 ファン辛辣「恥ずかしい」
アービッド・リンドブラッドがメキシコGPの金曜フリー走行1回目(FP1)で同じレッドブル・レーシングのマシンで角田裕毅を上回り、ファンの間で大きな話題となった。

18歳のリンドブラッドはこの日、マックス・フェルスタッペンのマシンを託され、レッドブルの首脳陣にアピールする絶好の機会を得た。FP1には9名のルーキーが参加し、リンドブラッドは2026年のシート獲得に向けて存在感を示した。

セッション結果では、リンドブラッドが1分18秒997で6番手、角田裕毅が1分19秒090で8番手。トップはシャルル・ルクレール(フェラーリ)で1分18秒380。両者の差はわずか0.093秒だった。

ファンの反応:「角田は恥ずかしい」「もう契約解除を」
この結果を受けてSNSでは、角田裕毅に対する辛辣なコメントが相次いだ。

「アービッドがすぐにユウキを“料理”した」「リンドブラッドの方が速い事実、それが全てを物語っている」といった投稿がX(旧Twitter)上で拡散された。

他にも「角田、恥ずかしい。来年こそ本物のセカンドドライバーを」「契約解除してリンドブラッドを全セッションで走らせろ」といった厳しい意見も寄せられた。

中には「新人に負けた角田は、もうトップカテゴリに残るべきではない」とする声まで上がっており、レッドブルでの将来に疑問を投げかけるファンも多かった。

リンドブラッドは“次のフェルスタッペン”?
今回のパフォーマンスで、リンドブラッドはレッドブルの将来構想における重要なピースとしてさらに評価を高めた。チーム内部では「フェルスタッペンの後継者」と目されており、将来的にチームを率いる逸材とみなされている。

リンドブラッドは現在F2ランキング7位。数字の上では目立たないが、ヘルムート・マルコはその成績を度外視してでも才能を重視しており、2026年にはレーシングブルズへの昇格が確実視されている。

角田裕毅 アービッド・リンドブラッド

角田裕毅の立場に再び逆風
一方で、角田裕毅は2026年にレッドブル・レーシングのシートを失う可能性が高いと報じられている。レーシングブルズへの復帰もあり得るが、そこでもリンドブラッドやリアム・ローソンとの競争を強いられる。

今回のFP1での結果は決して大差ではないものの、レッドブルの評価軸は「将来性」に傾きつつある。18歳のルーキーがトップチームのマシンでこの位置につけた事実は、角田にとって重い意味を持つだろう。

0.1秒差でも“印象差”は大きい
FP1は通常、セットアップの違いも大きく、順位だけで判断するのは早計だ。しかし、今回は「フェルスタッペンのマシンで走るルーキー」と「自らのレギュラーカーに乗る4年目ドライバー」という対比がファン心理に影響を与えた。

角田裕毅が0.1秒差で敗れた事実以上に、「後輩に上回られた」という印象が拡散されたことが問題だ。マルコやローラン・メキースの視線が次世代に向かう中、角田にとっては厳しい週末の幕開けとなった。

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カテゴリー: F1 / 角田裕毅 / レッドブル・レーシング / F1メキシコGP / アービッド・リンドブラッド