角田裕毅 F1アメリカGP決勝「ショートランの改善が課題」
角田裕毅(レッドブル・レーシング)は、2025年F1アメリカGP決勝で再びポイントを獲得し、スプリントとあわせて2戦連続入賞を果たした。オースティンの高温コンディションの中でも、序盤から鋭い走りを見せ、堅実なレース運びでチームに貴重なポイントをもたらした。

決勝ではスタート直後から積極的に前を攻め、1周目だけで複数台をオーバーテイク。2スティント目ではタイヤマネジメントに苦しむ場面もあったが、全体としては安定したペースを維持し、週末を通して強さを発揮した。

角田裕毅は、ここ数戦で課題としているショートランを改善する必要があると強調した。

「今日はスタートが良くて、1周目もまたうまくいきました。最初の数周でいいペースがあって、たくさんのマシンを抜くことができました。スプリントも決勝も楽しめたし、自信を持って走れました」

「この週末は2レースともポイントを取れたので、全体としてはポジティブな週末でした。今日のペースも悪くなかったけど、特に2スティント目ではもう少しうまくできたかもしれません」

「次の数戦もポイントを取り続けたいですし、とくにショートランの改善に集中しないといけません。そこが最近の課題なので、メキシコに向けてそこをしっかり仕上げたいと思います」

レッドブル・レーシングのチーム代表ローラン・メキースも、「角田は今日6つポジションを上げ、昨日のスプリントに続いてポイントを獲得した。非常に力強い週末だった」とコメント。チーム全体としても、マックス・フェルスタッペンのダブルウィンと角田の安定したパフォーマンスにより、「ここ最近で最も強力な週末」と位置づけている。

角田裕毅(レッドブル・レーシング) F1 アメリカGP

Q:素晴らしいスタートでしたね。1周目でトップ10入りし、さらに3つポジションを上げてしっかりポイントを獲得しました。今日のレース全体をどう感じていますか?

良いスタートでした。序盤は自信を持って攻めることができて、ペースもすごく良かったです。数台をオーバーテイクできましたし、全体的なペースも悪くなかったと思います。

ただ、第2スティントでは少しマネジメントしすぎたかもしれません。もう少し上手くできたはずです。それでも、この週末の両レースでポイントを取れたのはポジティブで、こういう結果を安定して出すことが大事だと思っています。

Q:オリバー・ベアマンとのバトルの場面について、どう見ていますか?

彼の視点からも確認する必要がありますが、結果的に残念な形になってしまいました。お互いに激しく、でも良い戦いをしていたので、最後の結果だけが不運でした。僕の見方では、自分が何か大きなミスをしたとは思っていません。

Q:スプリントと決勝での連続した追い上げは見事でした。来季のシートを狙う上で、こうしたパフォーマンスはどれくらい重要ですか?

すごく重要だと思いますし、こういう走りを続けていくことが必要です。コンストラクターズ選手権でも僕たちはまだ諦めていませんし、もちろんマックス(フェルスタッペン)のドライバーズ選手権も同じです。

自分としては特にショートランをもっと改善する必要があります。毎回1周目であれほど攻めるのは難しいので、より上位からスタートしてトップチームと戦うことを目指していきたいです。

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カテゴリー: F1 / 角田裕毅 / レッドブル・レーシング / F1アメリカGP