角田裕毅 F1アメリカGP予選「普通の予選ができないのが本当に悔しい」

スプリントでは18番グリッドから11台抜きを達成し7位入賞を果たしたが、予選ではQ2の最終アタック中にトラフィックに阻まれ、惜しくもQ3進出を逃した。マシンのフィーリングは上々だっただけに、結果につながらない展開が続く。
角田裕毅は予選後、「スプリントはすごく良かったですし、ターン1でリスクを取ってたくさん抜けました。ただ、予選はQ2の最後のラップで前が詰まってしまって、すごく良い感触だっただけに残念でした。正直、最近は普通の予選ができていない感覚があって本当に悔しいです」と語った。
その原因として角田裕毅は、チームメイトのリアム・ローソンの動きに不満を示した。
「僕の見方では、ターン11で彼がすごくゆっくり走っていて、僕を待っているように見えました。あの位置取りは理想的ではなかったです」と説明。さらに、最終アタックではアルピーヌ勢にも邪魔をされ、「2回目のプッシュラップはアルピーヌに引っかかって、Q3に行けるだけのペースがあったのにすべてを失いました。本当に悔しいです」と振り返った。

角田裕毅とローソンの確執は今週末に始まったことではない。前日のスプリント予選でも両者はトラック上でポジションを争い、角田裕毅が「わざと邪魔をされた」と批判していた。さらに過去にはイタリアGPでも両者の接触があり、角田裕毅は「また同じようなことだ。これまでも十分話してきたけど、毎回注意しないといけない」と述べ、ローソンに対する苛立ちを隠さなかった。
13番手から決勝を迎える角田裕毅は、「クルマのパフォーマンスは感じられているので、明日はクリーンなレースで挽回したいです。スプリントのようにリスクを取ってでも前に出て、またポイントを獲りにいきます」と意気込みを語った。
決勝ではローソンが12番手、角田裕毅が13番手から並んでスタートする。再び火花が散るのか、それとも冷静なリカバリーを見せるのか、日曜の展開に注目が集まる。
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