角田裕毅 ローソンとレーシングブルズの2026年F1シート争い?

レッドブル・レーシングは2026年にマックス・フェルスタッペンのチームメイトとしてアイザック・ハジャーを起用すると見られている。その結果、角田裕毅は長年追い求めてきたシートを失うことになる。
一方、F2の有望株アービッド・リンドブラッドがレーシングブルズへ昇格する見通しだ。この3人のドライバーが事実上確定している中で、角田裕毅とリアム・ローソンが残る4つ目のシートを争っている。
これは『Auto Motor und Sport』によるもので、最終的な決定はシーズン最終3分の1の後に下されるという。角田裕毅はキャリア的には後退のように見えても、レーシングブルズに戻ることを受け入れる意思を示している。
レッドブルは2025年シーズンのわずか2戦後にローソンをファエンツァのチームへ戻した。同様のことは2019年シーズン中盤にピエール・ガスリーにも起きている。
角田裕毅、レーシングブルズ残留争いで「わずかな優位」
紙面上ではより遅いマシンをドライブしているにもかかわらず、ローソンは角田裕毅よりもランキング上位につけており、20ポイント対12ポイントで上回っている。しかし、そのニュージーランド人ドライバーもハジャーには敵わず、直接対決で23対6と大きくリードされている。
『AMuS』は、現時点で角田裕毅がローソンに対して「わずかな優位」を持っていると見ている。ローラン・メキースは昨年、角田裕毅がローソンとダニエル・リカルドを上回ったのを見て、彼の「重要な支持者」となっている。
イタリアGPでこの件について質問された際、メキースは角田裕毅がレーシングブルズに戻る可能性について確認を避けた。しかしこれは選択肢の一つと考えられている。
報道は、両ドライバーともにまだ自らをアピールする機会を持っていることを明確にしているが、メキースが角田裕毅に対して本心から同情的であるのは明らかだ。
フェルナンド・アロンソは、レーシングブルズのVCARB02の速さが実際にはより扱いやすいという考え方を反映する形で「フェルスタッペンならレーシングブルズでもタイトルを獲れる」と語った。

アルピーヌが救済先となる可能性は低い
『AMuS』は、この一騎打ちの敗者は「F1から追放される」危険があると付け加えている。アルピーヌにはガスリーの横にまだ1つシートが残っているが、タイミングが合わない可能性が高い。
角田裕毅のマネージャーは、ピエール・ガスリーとの再タッグの可能性を巡ってフラビオ・ブリアトーレと話をしたかどうかについて否定を避けた。また今月初めには、ローソン陣営もアルピーヌに関心を持っていると報じられていた。
しかし現時点で、フランコ・コラピントの後任としてポール・アロンが最有力候補とされている。アーロンは今季最終戦に向けて数戦に参戦し、2026年のシートを見据えている可能性がある。
したがって、角田裕毅やローソンがエンストンで活路を見出す可能性は低く、残り8戦の争いの緊張感はさらに高まっている。
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