角田裕毅 レッドブルF1とのテストで「ハジャーの方が速かった」とホーナー
レッドブル・レーシングのF1チームであるクリスチャン・ホーナーは、アイザック・ハジャーがF1アブダビテストで角田裕毅を上回るタイムを記録して「チームに感銘を与えた」と語った。

今週、一連の発表が行われた後、ハジャーと角田裕毅は来季、レッドブルの姉妹チームであるレーシングブルズでチームメイトとして並ぶことになる。まず水曜日にセルジオ・ペレスがチームを離脱し、翌日にはリアム・ローソンが後任に選ばれた。一方、ハジャーは金曜日にレーシングブルズ入りすることが発表された。

ハジャーと角田裕毅は、レッドブル・RB20を操り、アブダビでのシーズン後テストに参加した。ハジャーの1分24秒632というラップタイムはチーム内で「注目を集めた」という。

「アイザックは、また別の才能だ。彼はマシンに飛び乗り、先週のテストでは裕毅よりも速かった。これは注目に値する」とホーナーは語った。

「彼は間違いなく才能の原石だ。磨きをかける必要はあるが、スピードがある」

ハジャーは、タイトル決定戦となった今季の最終戦アブダビで、彼の所属するカンポスチームのマシンがスタートラインでエンストを起こし、苦渋の決断でフォーミュラ2の準優勝を受け入れざるを得なかった。

タイトルを逃したとはいえ、ハジャーの活躍はレーシングブルズの欠員を補うのに十分なものであった。

「フォーミュラ2では、スタートラインのソフトウェアの技術的な不具合により、最終レースで逃すことになってしまったのは不運だったが、彼は印象的だった」とホーナーは語った。

「特に、彼のスピードにはね。今後が楽しみだ」

角田裕毅 アイザック・ハジャー F1アイザック・ハジャーは角田裕毅をロールモデルと見ている。

ハジャーは角田裕毅を「ずっと尊敬していた」
2025年のハジャーのルーキーシーズンでは、角田裕毅が所属するレーシングブルズのガレージを共有することになる。角田裕毅はファエンツァを拠点とするチームで5シーズン目を迎えることになっている。

F1昇格を知らされたハジャーは、角田裕毅をある種のロールモデルとして見ていると明かした。

「VCARBで新たな役割を担うことにとても興奮している。これは僕自身にとっても、僕の家族や、当初から僕を信じてくれたすべての人々にとっても大きな出来事だ」とハジャーは語った。

「カートから始まり、シングルシーターのレースでキャリアを重ね、今こうしてF1で走っていることは、僕がずっと夢見てきたこと、まさに夢が現実になった瞬間だ」

「まったく新しい世界に足を踏み入れ、より速いマシンを運転し、世界最高のドライバーたちと競い合っているような気分だ」

「大きな学びの機会になるだろうが、チームのために全力を尽くす覚悟だ」

「裕毅と一緒に仕事ができることを楽しみにしているし、彼から学べることを楽しみにしている。ずっと彼を尊敬してきた。彼は私と同じくレッドブル・ジュニア・プログラムを経験しており、F1への道のりも似ている」

「彼は非常に経験豊富で、彼から学ぶことは多いだろう」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / 角田裕毅 / レッドブル・レーシング / ビザ・キャッシュアップRB / アイザック・ハジャー