角田裕毅 フィードバックは「言われているより優れている」とレッドブルF1首脳
レッドブルの2025年のドライバーラインナップは、セルジオ・ペレスの状況について正式な解決策を模索しているため、依然として宙に浮いた状態にある。メキシコ人ドライバーは2025年と2026年の契約を結んでいるが、金銭的な合意が成立すれば、早期にレッドブルのドライバー陣から離脱すると予想されている。
セルジオ・ペレスが巨額の契約解除金を要求しているという報道を引用したと思われるが、マルコはレッドブル傘下のメディアSpeedweek.comの自身のコラムで「来年のドライバーの組み合わせがどうなるかという問題については、近日中にニュースをお届けできるだろう」と語った。
「憶測は多く飛び交っているが、移籍金として言及されている金額はまったくのナンセンスだ」
セルジオ・ペレスの後任は、角田裕毅とRBのチームメイトであるリアム・ローソンのいずれかになることが分かっている。また、ローソンがそのレースで優勝する可能性が高いことも分かっている。
レッドブルは、角田裕毅がF1キャリアの初期段階でどれほど接戦を繰り広げたかに感銘を受けているが、一方で、 マックス・フェルスタッペンのチームメイトとして、さらに厳しく試されることになるだろう。また、エンジニアへのフィードバックの質についても、角田には不安が残るとされている。
しかし、2つ目の点については、マルコは、角田裕毅がチームのシニアたちにしっかりと自己アピールしたと述べた。
「チームは彼の技術的なフィードバックに満足していた」とマルコは主張した。
「この点において、彼は言われているよりもはるかに優れている」
ヘルムートマルコの意見は、角田裕毅自身の言葉と一致している。
「彼らが特に僕のフィードバックに感銘を受けたという話をたくさん聞きました」とホンダ・レーシングのシーズン最終イベントで角田裕毅は語った。
「これはトラックサイドのエンジニアだけでなく、ミルトン・キーンズのレッドブルのファクトリーから遠隔でサポートしているエンジニアからも聞きました。彼らは僕の意見にインプットを受けたと言っていました」
「僕にとっては、そこが重要なポイントでした。レッドブルはすでに、僕のスピードはそれほど問題ではないと理解していると思います。それよりも、彼らが注目しているのは、僕のフィードバックやチーム内での行動、マシン内での立ち振る舞いといった点です。おそらく、彼らはそれらの領域を最大の未知数と見ているのでしょう」
「ですから、そのことを念頭に置きながら、これまで通りフィードバックを続け、できるだけ詳細に、徹底的に伝えることを目指した。」
また、テスト直後にレッドブルが発表したコメントの中で、レッドブルのパフォーマンスエンジニア主任であるベン・ウォーターハウスが角田裕毅の「素晴らしいフィードバック」について言及したことも裏付けている。
これらすべてが角田裕毅の候補者としての勢いにつながっているが、マルコは同時に、角田はレッドブルの「数ある才能の一人」に過ぎないとも明言している。
そして、角田裕毅とメインチームの切望されたシートの間の最大の障害は、マルコを説得することではないことは広く理解されている。
ヘルムート・マルコは、角田裕毅が週末に不十分な結果を残したり、注目度の高いミスを犯したりした場合には、角田を批判することをためらうことはないが、レッドブルのF1体制における他の上層部よりも、フェルスタッペンのチームメイトとして角田を見ることにはずっと寛容であると考えられてきた。
そして、それは彼が一方的に決定できることではないため、大きな疑問は、角田裕毅の比較的確実なアブダビテストのフィードバックと行動が、最終的に彼の本当の懐疑論者を納得させるのに十分だったかどうかということだ。
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