角田裕毅 「ソフトの賭けは奏功」もRB首脳陣もスタートを課題に挙げる / F1シンガポールGP
角田裕毅は、2024年F1シンガポールGPで8番グリッドに並んだが、スタートで順位を落とし、第2スティントをソフトタイヤで走り切るという大胆な戦略をとるも挽回できず、12位でレースをフィニッシュ。RBの首脳陣もスタートを課題に挙げた。

「8番手からスタートしたので、裕毅がポイントに少しでも近づけるようことを期待していた」とRBの車両パフォーマンス部門責任者を務めるギョーム・デゾトゥーは振り返る。

「スタートで出遅れてしまい、1周目を終えた時点で11番手まで後退してしまったのは痛かった」

「ミディアムタイヤでロングランというアグレッシブな戦略を採ったが、前のクルマについていくだけのペースが少し足りなかった」

「ソフトタイヤはうまく管理できており、コラピントとの差を縮めることはできたが、レース終盤で彼にプレッシャーをかけるには、我々はあまりにも離されすぎていた」

角田裕毅(RB・フォーミュラワン・チーム) F1シンガポールGP

RB F1チーム代表のローラン・メキースもソフトタイヤでのパフォーマンスには満足しているものの、スタートを課題に挙げた。

「全体的には最近のレースよりも良いパフォーマンスを見せることができたが、ポイント獲得には十分ではなかった」とローラン・メキースは語った。

「しかし、金曜日からダニエルと裕毅の両ドライバーとも競争力を発揮できていた。裕毅は予選で力強い走りを見せ、Q3に進出した。これは非常に心強い結果だった」

「8番グリッドからポイント獲得を期待していたが、残念ながらスタートで3つポジションを下げてしまい、その後は追い抜くのが非常に難しい状況だった」

「今シーズンはスタートがうまくいっていないので、そこを改善するために一生懸命取り組んでいるところだ。我々のような混戦では、スタートがポイント獲得の明暗を分ける」

「ポジティブな面としては、裕毅がソフトタイヤでの最後のスティントで非常に力強い走りを見せた。ソフトコンパウンドで多くの周回を走らせるという大胆な戦略だったが、それが功を奏し、ポイント圏内に戻るには十分ではなかったものの、我々には良いペースのアドバンテージをもたらした」

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カテゴリー: F1 / 角田裕毅 / F1シンガポールGP / ビザ・キャッシュアップRB