角田裕毅 F1スペインGP決勝「マシンのハンドリングが簡単ではなかった」
角田裕毅は、2024年F1第10戦スペインGPの決勝を19位で終えた。

RBは大規模なアップグレードを投入したが週末の始めから競争力に賭けていた。ポイント獲得は難しいと予想されてはいたが、まさにその通りになった。17番グリッドの角田裕毅は、スタートが良かったおかげでチームメイトより前を走っていたが、雨やセーフティカーのないレースでは成す術がなかった。

ソフトタイヤですスタートした角田裕毅は、9周目にミディアム、22周目にハード、44周にソフトに交換する他とはシークエンスの異なる3ストップ戦略を選択したが、後方グループから抜け出すことに苦戦。あげくピットレーンでスピード違反をしたため5秒のタイムペナルティを受けて後退した。

「厳しいレースでした。苦戦しました」と角田裕毅はコメント。

「マシンのハンドリングは決して簡単ではなく、いつものように快適ではありませんでした。何かが正しくありませんでした」

「何が起こったのかをすべて分析し、何がうまくいかなかったのかを把握し、オーストリアではさらに強くなって戻ってきたいと思います。」

角田裕毅 F1 スペインGP

RBのテクニカルディレクターを務めるジョディ・エギントンも「裕毅はマシンのバランスに満足していなかった」とコメント。

「スタッフはツールやフラップの調整でこれを改善しようと懸命に取り組んだが、それでも困難だった。パルクフェルメから出たマシンをよく見て、明らかな問題がないか確認する必要がある」

RBのチーム代表を務めるローラン・メキースも「我々はファクトリーの全員が設計と製造に懸命に取り組んできたアップグレードに大きな期待を抱いてここに来た。これは我々のポジティブな開発戦略の一環だ。残念ながら、フリープラクティスの開始直後から、どのセッションでもペースが足りなかった」とコメント。

「我々にとって、これが悪い週末だったことは否定できないし、差は非常に小さかったとはいえ、競争力がなかったという事実を言い訳するつもりはない」

「我々のスタート位置を考えると、雨やセーフティカーといった異例の状況が必要だった、レースはほぼ直線的で、両ドライバーともベストを尽くしたが、努力の成果を何も残さずにスペインを後にすることになる」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / 角田裕毅 / F1スペインGP / ビザ・キャッシュアップRB