2026年F1バーレーンテスト3日目 ハイライト動画:メルセデスが1-2体制

レギュレーション刷新初年度の勢力図は依然として不透明だが、少なくとも一発の速さではメルセデスが存在感を示した。両ドライバーが今週唯一の1分34秒切りを達成したことは、小さくないメッセージと言える。
午前セッションではラッセルが1分33秒918を記録。午後にW17へ乗り込んだアントネッリがそれを0.249秒更新した。前日にはパワーユニット関連の問題で走行時間を失っていたが、最終日はその不安を払拭する内容となった。
フェラーリはルイス・ハミルトンが終日ステアリングを握り、1分34秒209をマークして総合3番手。ロングラン中心のプログラムで150周を走破し、安定した周回を重ねた。ただし終盤にはターン8でコースオフし、燃料系トラブルが疑われる形でセッションを終えている。
マクラーレンのオスカー・ピアストリはタイムこそ4番手だったが、161周を走破して今週最多周回を記録。ロングランデータと信頼性確認の面で大きな成果を残した。レッドブル勢はマックス・フェルスタッペンが5番手、アイザック・ハジャーが6番手。ハジャーは新パワーユニットについて前向きな反応を示している。
中団ではハースF1チームが堅実な一日を過ごし、エステバン・オコンとオリバー・ベアマンが7番手と10番手。アルピーヌのフランコ・コラピントが8番手に入り、アウディはニコ・ヒュルケンベルグがトップ10を締めた。ガブリエル・ボルトレトも周回を重ね、開幕へ向けた準備を進めている。
ウィリアムズは終盤にアレクサンダー・アルボンがロックアップやコースオフを喫する場面もあったが、データ収集を継続。リアム・ローソン、カルロス・サインツJr.とともに走行距離を確保した。
トラブルが目立ったのはキャデラックとアストンマーティンだ。キャデラックのバルテリ・ボッタスは冷却系トラブルでマシンを止め、赤旗の原因に。修復後に再走行したが、周回数は伸び悩んだ。セルジオ・ペレスは午後に交代し、レース距離以上を走破している。
アストンマーティンはランス・ストロールが多くの時間をガレージで過ごし、72周にとどまった。現時点でトップから約4.5秒遅れているとの見解も示されており、最終テストでの巻き返しが課題となる。
走行距離ではピアストリ(161周)、ハミルトン(150周)、コラピント(144周)、ローソン(119周)が100周超を記録。チーム別ではマクラーレンが最多走行距離を確保し、フェラーリ、ウィリアムズ、ハース、アルピーヌが続いた。メルセデスは一部走行を失いながらも最速タイムを刻み、速さの片鱗を示している。
この3日間で収集された膨大なデータは、2月18日から20日に同地で行われる最終テストでさらに精査される。そしてその先に控える開幕戦メルボルンで、真の勢力図が明らかになる。
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