角田裕毅は「もう誰のレーダーにもいない」 モントーヤが語るF1の悲しい現実
角田裕毅は、2025年F1シーズン終了からわずか1か月あまりで、すでにF1界の関心から外れてしまった存在なのか。元F1ドライバーのフアン・パブロ・モントーヤは、その現状を「悲しい」と表現し、トップカテゴリーにおける評価の移ろいやすさを指摘した。

100戦以上を戦いながらも表彰台に届かず、2026年シーズンはテストドライバーとして迎える角田裕毅。

モントーヤの言葉は、角田裕毅個人だけでなく、ヒーローと忘れ去られる存在が紙一重で入れ替わるF1という世界の非情な現実を浮き彫りにしている。

フェルスタッペンの隣で続いた“短命な共闘”
近年のレッドブル・レーシングでは、マックス・フェルスタッペンのチームメイトを務めたドライバーの多くが、長期的なキャリアを築けずにチームを去ってきた。

リアム・ローソンはわずか2戦でレーシングブルズへ降格。セルジオ・ペレスは90戦を戦ったものの、最終的にシートを失った。2026年シーズンには、レーシングブルズから昇格したアイザック・ハジャーがその役割を担うことになる。

その流れの中で、角田裕毅もまた、フェルスタッペンの隣で結果を残すという困難な課題に直面してきた。

正ドライバーを失った2026年
角田裕毅は2025年シーズン途中、ローソンに代わってレッドブル・レーシングに昇格したが、その座を長く維持することはできなかった。

2026年シーズンに向けて、角田裕毅はレッドブルのテストドライバーに就任。かつて所属していたレーシングブルズでも正ドライバーの座は与えられず、2026年F1グリッドにその姿はない。

レーシングブルズはアービッド・リンドブラッドを起用し、彼が2026年シーズン唯一のルーキーとしてF1に参戦する。

「もう誰も考えていない」モントーヤの言葉
2021年にF1デビューを果たし、100戦以上を戦った角田裕毅。しかし、そのキャリアは今、すでに過去のものとして扱われつつある。

モントーヤはASコロンビアのインタビューで、F1の厳しさを次のように語った。

「どれだけF1が悲しいスポーツか分かるだろう。もう誰も角田のことを考えていない。最後のレースからまだ1か月と1週間しか経っていないのに、彼はもう誰のレーダーにも映っていない」

さらに、成功と評価の移ろいやすさについても言及している。

「今日はヒーローでも、明日はゼロになる。それがこの世界の現実だ。だからこそ、ヒーローでいられる時間を最大限に生かさなければならない」

角田裕毅の現状は、F1という舞台がいかに非情で、結果と注目がすべてを左右する世界であるかを、あらためて浮き彫りにしている。

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カテゴリー: F1 / 角田裕毅 / レッドブル・レーシング / ホンダF1