角田裕毅 RB F1残留の背景に8億円の契約解除金の存在
角田裕毅は、RB F1チームへの2025年の残留が決定したが、その舞台裏には500万ドル(約7億8500万円)の契約解除金が存在していたauto motor und sportが報じている。

F1カナダGPの予選の1時間前、RB(ビザ・キャッシュアップRB・フォーミュラワン・チーム)は2025年も角田裕毅を確保するオプションを行使したと発表した。

角田裕毅は今シーズン、飛躍的な進歩を遂げてRBを牽引。だが、レッドブル・レーシングに昇格できる気配はなく、ホンダが2026年からレッドブルからアストンマーティンへと提携先を変えることから、それを見越して他チームへの移籍も噂されていた。

特に強く移籍が噂されていたのが、2026年からアウディのワークスチームとなるザウバーだった。

F1ジャーナリストのジョー・サワードは、レッドブルが角田裕毅がフリーでアウディに移籍するのを阻止したと自身のSNSで伝えていた。

「レッドブルが角田裕毅をアウディに放出しないという話も聞いている。興味深いのは、現在、2つのRBシートに対してドライバーが3人いるということだ。もちろん、アウディが彼を買い取らないしない限りは…」

「アウディが裕毅を獲得したいなら、リリースさせるために金を払うだろう」

auto motor und sportはその金額が500万ドルだったと報じた。

「レッドブルには角田裕毅との契約にオプションがあり、9月までに行使しなければならなかった」と同紙は報じた。

「それまでに彼をリリースする場合、獲得するチームは500万ドルを支払わなければならなかった」

契約解除金は、サッカー界で特に有名であり、契約期間中でも設定されている契約解除金を支払うことで移籍が可能になる。チームは契約が終了してフリーで移籍するよりも、契約期間中に選手を売ることもある。

大方の予想では、ホンダがアストンマーティンに移籍する2026年に角田裕毅もレッドブルとの関係を断つことになるとされている。契約解除金はパフォーマンスによって高く設定されるようになり、今回の新契約ではさらに高額の契約解除金が設定されたと考えられる。

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カテゴリー: F1 / 角田裕毅 / レッドブル・レーシング / ビザ・キャッシュアップRB