角田裕毅 レッドブルF1とペレスの契約延長は「特に何も思っていない」
角田裕毅は、レッドブル・レーシングがセルジオ・ペレスと2026年まで契約を延長したことについて「特に何も思っていないです」と語る。

今年、F1参戦4年目となる角田裕毅は、レッドブルの姉妹チームであるRBで大活躍。しかし、レッドブルのラインナップが確定したことで、現在の契約状況では、2026年まで昇格の可能性は消滅した。

ただし、セルジオ・ペレスは1+1の実質1年契約という説や、マックス・フェルスタッペンがメルセデスに移籍するという噂もあり、2026年に必ずしもレッドブル・レーシングに空きできる可能性はゼロというわけではない。

レッドブル昇格がなくなったことについて角田裕毅は「特に何も思ってないです。何も思っていないというより、契約を更新することは分かっていましたからね」とモントリオールでの取材でコメント。

「2年と言っても、この世界では何が起こるかはわからないので、自分のパフォーマンスに集中して、彼ら(レッドブル)を納得させるような働きをするだけです」

現時点では、角田裕毅は2025年もRBに残留することが濃厚とされているが、2026年にアウディのワークスチームとなるザウバー、小松礼雄がチーム代表を務めるハースF1チームなど、他チームに移籍の可能性も噂されている。

移籍の可能性について角田裕毅は「他のチームとの話もありましたが、今後の方針は徐々に明白になってきています。あとは、自分とレッドブル次第だったという感じですね」と述べた。

角田裕毅

ここまで、角田裕毅は3戦連続でポイントを獲得して、ドライバーズランキングで10位につけている。特にこれまで課題とされた感情のコントロールという点では目覚ましい成長を見せている。

「今シーズン、一番意識しているのは、チームに対しての振る舞いやフィードバック、無線での態度、セルフコントロールです」と角田裕毅は今季の取り組みについて語った。

「連続でポイントを獲得していることを特には意識していません。毎回気持ちをリセットしてレースに臨んでいます」

今週末はカナダGPとなる。まだ角田裕毅はジル・ヴィルヌーヴ・サーキットでポイントを獲得したことがない。

「今回のカナダは雨の予報なので難しくなると思いますが、きっちりと備えていきたいです。路面が再舗装されたことによって、もちろん今までと感触は違うだろうし、グリップのレベルがどれだけあるかわかりません。風の影響も受けるだろうし、FP1できちんと掴んでいきたい。走ってみないとわかりませんからね」

「今シーズンは今まで全てのサーキットで、悪くないパフォーマンスを発揮していると思うので、カナダでも心配はしていません。ベースはいいと思うし、あとはマシンの最大限を発揮するだけです。ストレートスピードに関しても心配はしていません。好きなコースだし、苦手意識もありまえん。縁石にのって、ゴーカート感覚で乗れるところが、他のコースとは違って面白いところですね」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / 角田裕毅 / レッドブル・レーシング / ビザ・キャッシュアップRB