角田裕毅 F1バーレーンGP決勝後にリカルドと早くも険悪ムード
角田裕毅は、2024年F1開幕戦バーレーンGPの決勝レースでフラストレーションは沸点に達し、クールダウンラップ中にダニエル・リカルドとのニアミスにつながった。この事件はレース後の議論の焦点となっている。

2024年F1シーズンの開幕を告げるバーレーンGPでは、マックス・フェルスタッペンがチームメイトのセルジオ・ペレスとともにレッドブルの勝利を確実にし、フェラーリのカルロス・サインツが表彰台を締めくくった。

しかし、RBの角田裕毅とチームメイトのダニエル・リカルドの緊張が表彰台からスポットライトを奪った。

レースのクライマックスに向けて、ハードタイヤで13番手を走行していた角田裕毅に対し、彼のレースエンジニアは、ハースのケビン・マグヌッセンともっと戦えるようにと、ソフトタイヤを履いてすぐ後ろの14番手を走行しているリカルドをパスさせるよう指示した。

『冗談だろ?!』と角田裕毅は無線で叫んだ。

最初はチームメイトに抜かれるつもりはないかのように見えた角田裕毅だったが、決勝は順位を譲った。だが、レース後にチーム無線で不満を吐き続けた。

さらにチェッカーフラッグが振られた後、角田裕毅のフラストレーションはターン8でリカルドに急接近するという劇的でリスキーな行動に表れた。両者は危うく衝突寸前だった。

『一体、何なんだ?』とリカルドは無線で語った。『とりあえず黙っておくよ』


バーレーンGP決勝後、メディアの取材に応じたリカルドは、このオーダーはチームがレースに向けて話し合ったものだと明かし、チームメイトの「未熟さ」を非難した。

「僕は今とても分別があるけれど、それは未熟と呼ぼう」とリカルドはFormula1.comに語った。

「彼は明らかにチームオーダーに不満を抱いている」

「でも、現実を見よう。これはレース前に話したことだ。レース終盤にソフトを使う可能性は高かった。だから彼は、僕がレース終盤でペース的に有利になる可能性があることを知っていた」

このアクシデントは、両ドライバーにとって重要なシーズンの幕開けとなった。角田裕毅とリカルドは今年いっぱいで契約が切れる13人のドライバーのうちの2人で、2人ともレッドブルへの昇格、そして現在ペレスが占めているシートを狙っているが、同時にリアム・ローソンがグリッド上の空いているシートのために待機していることも知っている。

ただ、RBの戦略に対する角田裕毅のフラストレーションを理解できなくもない。このチームオーダーはポイント争いとは無関係であり、マックス・フェルスタッペンがすぐ後ろに迫っていたため、チームは青旗が振られたときにオーバーテイクの邪魔になると気づいたに違いない。また、レース終盤にリカルドがマグヌッセンを攻略しきれなかった際も、角田裕毅にポジションを戻すことを許さなかった。チームに対する角田裕毅の信頼は揺らぐことになるだろう。

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カテゴリー: F1 / 角田裕毅 / ダニエル・リカルド / ビザ・キャッシュアップRB