角田裕毅 「“ありがとう”は何より自分がホンダに対して思っていること」 アルファタウリ・ホンダF1 スペシャルリバリー
アルファタウリ・ホンダの角田裕毅が、ホンダが企画した“幻の日本GP”のコンテンツ『Scuderia AlphaTauri Honda Special Call Live Event』に参加。ホンダへの想い、これまでのシーズン、そして、トルコGPへの意気込みを語った。

本来ならば今週末はF1日本GPが行われるはずだったが、新型コロナウイルスによって中止が決定。代わりに開催となるF1トルコGPでイスタンブール・パークとネットで繋がり、角田裕毅がチームメイトのピエール・ガスリーとともに参加した。

アルファタウリ・ホンダF1は、今週末のF1トルコGPでホンダへの感謝を込めて『ありがとう』のメッセージをリアウイングに掲載する。

このスペシャルリバリーについて角田裕毅は「リアウイングに書いてある『ありがとう』というメッセージは、すごく強いメッセージだと思いますし、何より自分が一番ホンダさんに対して思っていることなので、今年で撤退していまうのは残念ですけど、トルコGPは特に僕にとってすごく特別なラウンドになると思うので、ちょっと違うリバリー、日本のファン、ファクトリーにいてエンジンに携わっているホンダの人たちと一緒に戦うという感じのリバリーだと思います」と語る。

デビューシーズンとなった今年、角田裕毅は開幕戦F1バーレーンGPで9位入賞という好スタートを切ったが、そこからミスが連発した。

角田裕毅は、F1バーレーンGPがうまくいったことで“F1のことを軽視し過ぎてしまった”と語り、そこからリズムを崩し、自信も失っていたと振り返る。

「バーレーンはすごくうまくいったというか、順調にきてて、ある意味そこで自信が満ち溢れすぎたというか、F1のことを少し軽視しすぎてしまって、そこから徐々にリズムが崩れてしまって、自分の自信だったりというのを一時期失ってしまったんですけど、そこから最後この8レースはうまくビルドアップできていると思いますし、今年はアップダウンの多い学びのシーズンだなと思います」

残りのシーズについては「すごく楽しみですが、アブダビGPのみが自分が経験したことのあるコースなので、簡単にいかないとは思いますが、ファエンツァに移ってチームとうまくコミニュケーションがとれているので、それを生かして徐々にステップアップ、学んでいきたいなと思います」と語る。

今年F1から撤退するホンダは、エンジンパフォーマンス面でメルセデスに匹敵するパフォーマンスを達成している。

「僕は本当にラッキーで、ホンダさんがたぶん今年一番ベストなパフォーマンスの状態できていることの恩恵をすごく受けていると思いますし、ホンダさんの今年のエンジンのパフォーマンスがなかったら、それこそ今までの自分の良かったレースを走り切れなかったと思うし、すごく恩恵を受けていると思います」と角田裕毅は語る。

「何より、今年最後の年なので、レッドブル・レーシング1位を取れたら最高だなと思います。僕らもチャンピオンシップ5位を目指してホンダさんの力を借りながら、戦っていきたいなと思います」

最後にファンへのメッセージを求められた角田裕毅は「まずは自分のことを応援して頂いて本当にありがとうございます。いつもメッセージを見てますし、力強いパワーを貰ってます」とコメント。

「本当に鈴鹿がなくなってしまったのは残念ですけど、トルコGPでは皆さんの想いを受け取って精一杯走ります。そして、ホンダのファクトリーの皆さんも本当にシーズンのなかでもエンジンが成長していると僕たちドライバーは感じていますし、何より、トラブル少なく、毎回思い切って走れるのは皆さんのおかげなので、本当にありがとうございます。その人たちの気持ちを背負って精一杯頑張っていきたいと思います。応援よろしくお願いします」

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カテゴリー: F1 / 角田裕毅 / ホンダF1 / F1トルコGP / スクーデリア・アルファタウリ