ウィリアムズF1 「アレクサンダー・アルボンのベストはまだこれから」
ウィリアムズF1のチーム代表を務めるヨースト・カピートは、新たに契約したアレクサンダー・アルボンのベストはまだこれからだと考えている。

今週、ウィリアムズF1は、2022年のニコラス・ラティフィの残留とともに、メルセデスに移籍したジョージ・ラッセルの後任として新たに元レッドブルのF1ドライバーであるアレクサンダー・アルボンと契約したことを発表した。

アレクサンダー・アルボンは、2019年にトロロッソでF1デビューを果たし、わずか12レースの経験でピエール・ガスリーと交代でレッドブル・レーシングに昇格した。

マックス・フェルスタッペンのチームメイトとしての困難な1シーズン半の後、アレクサンダー・アルボンは2020年の終わりにレッドブルのシニアチームから脱落。今年は、DTM(ドイツツーリングカー選手権)でのレースと並行してテスト兼リザーブドライバーの役割を果たしてきた。

ヨースト・カピートは、ウィリアムズがアレクサンダー・アルボンがF1でポテンシャルを最大限に発揮するのを助けることができると確信していると語る。

「私はアレックスが過去に何をしたかを見ている。彼を再生させるというわけではない」とヨースト・カピートは語った。

「彼は素晴らしい仕事をしていた。マックスのチームメイトになることは、ハミルトンのチームメイトになるのと同じくらい難しいことだ」

「そして、マクラーレンで目にしているように、ダニー(リカルド)にとって新しいマシンに乗り込むのがいかに難しいかを目にしている。あるシーズンだけで誰かを判断することは非常に難しく、キャリア全体と彼が何をしたかを見る必要がある。1つのレース結果だけでは判断できないさまざまな状況が常にある」

「アレックスのキャリア全体と彼が何をしてきたか、彼がどのように働いていたか、彼の性格、そして、彼と一緒に働いた人々のコメントを見て、来年、彼が我々にふさわしい人物であるという結論に達した」

ヨースト・カピートは、アレクサンダー・アルボンの契約状況について詳しく説明することを避けたがっているが、レッドブルは2022年にアレクサンダー・アルボンをウィリアムズでレースするために「リリース」したが、「将来のオプションを含む彼との関係を維持している」ことを確認している。

ヨースト・カピートは、アレクサンダー・アルボンを1シーズン以上継続することを望んでおり、長期的なプロジェクトと見なしている。

ウィリアムズは、アレクサンダー・アルボンを中心に未来を築こうとしているかと質問されたヨースト・カピートは「今のところ、そうしない理由は分からない」と語った。

「そのようになるといいが、レースでは決してどうなるか分からないことがたくさんある。しかし、我々の選択の一部は、我々がチームを構築することができ、若い年齢ですでに経験を持っている誰かだった」

「彼は素晴らしい経験をしていると思う。彼は多くのことを経験し、浮き沈みがあり、ドライバーとして非常に成熟している。そして、私は彼の年齢では、ベストまだこれからだと思っている。そして、それが主要な決定ポイントの1つだった」

ウィリアムズが来年、レッドブルのブランドをF1マシンに掲載する可能性があるかと質問されたヨースト・カピートは「アレックスが加入したからというわけではないが、ご存じのように我々はさまざまな議論をしている。それは、レッドブルがマシンに掲載されるどうかをという意味ではなくね」

「私は長い間レッドブルと仕事をしてきた。90年代後半にザウバーにいたときに初めて彼らと仕事をし、それ以来レッドブルと関係があり、レッドブルの人たちとは友人になっている」

「しかし、それは彼らがマシンに掲載される必要があるかどうかを意味するわけではない。どうなるか見てみよう」

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カテゴリー: F1 / ウィリアムズ・レーシング / アレクサンダー・アルボン