ウィリアムズ、KERS搭載を前提にFW32を開発

2010年のレギュレーションではKERSの搭載は許可されているが、FOTAはKERSシステムは高価過ぎるとして、2010年からKERSを使用しないことを発表した。
しかし、ウィリアムズはKERS搭載を前提に2010年マシン「FW32」を開発していることを認めており、この紳士協定は崩壊する可能性が高まっている。
ウィリアムズのテクニカルディレクターであるサム・マイケルは、「これまでもKERSの使用を支持してきたし、全面的に支持している」と語る。
「F1が将来直面するであろう環境や持続可能性のプレッシャーを考えると、KERSはF1にとってポジティブなステップだ」
「来年のレギュレーションに含まれているので、我々は来年のFW32にKERSを搭載することを視野に入れて、開発を続けている」
フライホイール式KERSを開発しているウィリアムズだが、今シーズンはKERSを使用していない。
ウィリアムズは今年のF1分裂騒動の際にFOTAの結束を破って2010年のF1エントリーを提出したため、FOTAから除名処分を受けていたが、最近FOTAに復帰している。
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カテゴリー: F1 / ウィリアムズ・レーシング