F1 ウィリアムズ FW42
ウィリアムズは、F1バルセロナテスト3日目に2019年F1マシン『FW42』での初走行を完了させた。

ウィリアムズは2月11日(月)という早い段階で新車発表会を開催。展示されたマシンは、昨年マシンに2019年のウイング類を装着した“ショーカー”だったが、タイトルスポンサーと新カラーリングのお披露目の場であることから気にされることはなく、その後、正式なFW42のレンダリング画像を公開するなど準備は順調かと思われていた。

しかし、週末に事態は一変。マシン完成の遅れから2月16日(土)に予定していたシェイクダウンのキャンセルを発表。続いて、プレシーズンテストの最初の2日間への不参加を表明し、危機的な状況が報じられた。

だが、F1バルセロナテスト3日目となる2月20日(水)の早朝に英国からスペインにマシンが到着。午前中にはエンジンの初始動を実施し、午後にジョージ・ラッセルがステアリングを握ってウィリアムズ FW42がようやくコースデビューを果たした。

最終的にジョージ・ラッセルは23周を走行。タイムはトップから7.921秒遅れだったが、信頼性トラブルには見舞われなかった。

この責任をとって解雇も噂されている技術責任者のパディ・ロウは「バルセロナでのこの最初のテストの2日間を逃したことは非常に残念ではあるが、今日の午後のセッションでクルマを走らせたこととても嬉しく思う」とコメント。

「遅れはしたが、ファクトリー内でもガレージ内でもチーム全体が素晴らしい努力を惜しまなかった。午後には信頼性の問題もなく、多くのシステムチェックと様々なデータ収集プログラムを行うことができ、FW42の初登場としては満足している。明日の朝から始まるより重要なプログラムに取り掛かるために我々を良い状態に置いてくれる。我々は多くの時間を逃したが、現在は段階を楽しみにしるし、残りの5日間の冬季テストを最大限に利用しているう。このクルマを走らせるためのチームワークと献身的な努力に心から感謝している」

走行を担当したジョージ・ラッセルは「やっとFW42を運転することができてとても嬉しい。今日は純粋にインストールラップ、クルマのシェイクダウン、データ収集に焦点を置いた」とコメント。

「僕たちの焦点はパフォーマンスランではなかったので、クルマの全体的なポテンシャルは判断できないけど、明日僕たちが丸一日走行できることに興奮している」

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カテゴリー: F1 / ウィリアムズ・レーシング / F1動画