ウィリアムズ F1 オーストリアGP
ウィリアムズは、F1オーストリアGPに大幅なアップグレードを投入している。

ウィリアムズは、2週間前のアゼルバイジャンGPでランス・ストロールがチームにとって今シーズン初となる表彰台を獲得したが、コンストラクターズ選手権で4位のフォース・インディアにまだ42ポイント差をつけられている。

その差を埋めるべく、ウィリアムズはレッドブル・リンクに大幅な開発パッケージを投入。アプグレードには今年ここまで他チームが採用した多くのアイデアが取り入れられている。

新しいフロントウィングピラーには、マクラーレンを連想させるスロットが入れられた。また、フロント周りでは、メルセデスに類似した大きなウィングレッドが装着された。これはサイドポット周りの気流を改善し、空力と冷却の両方にゲインをもたらす効果があると考えられる。バージボードとサイドポットにもメルセデスのマシンに見られる“フィンガー”ブレードが採用された。

ランス・ストロールは、開発パーツが風洞と同じようなパフォーマンスをコース上で発揮してくれることを期待していると語る。

「ポジティブなはずだ。理論的にはもちろんポジティブだけど、実際にどうかは走ってみて確認してみないとわからない」

「正しい方向へのステップであることを願っている。それが僕たちが目指していることだ」

だが、ランス・ストロールは、新しいパーツが投入されてもミッドフィールドの戦いで頭一つ抜け出すことにはならないと考えており、フォース・インディアとの接戦は続いていくと予想する。

「たぶん、フォース・インディアと戦うという同じストーリになるだろう。彼らの方がいいときもあれば、僕たちの方がいいときもある。でも、僕たちは自分たちの位置を確認する必要がある」

「僕たちが毎週表彰台を狙えるとは思っていない。僕たちがレッドブルやフェラーリ、メルセデスと戦えるポジションにいると考えるのはちょっと楽観的だ。でも、僕たちは良い仕事をすれば多くのポイントを獲得できると確信している」

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カテゴリー: F1 / ウィリアムズ・レーシング / F1オーストリアGP