マーク・ウェバー (レッドブル)
マーク・ウェバーは、昨年11月の骨折の治療を終え、今週のヘレスでF1マシンに復帰する。

まだ足を軽く引きずるウェバーだが、水曜日にレッドブルの新車RB5に乗り込み、パフォーマンスを確認する。

マーク・ウェバーがシーズン開幕への想い、そして今シーズンへ向けての意気込みを語った。

マーク、ついにトラックに戻ってきましたね。他の人がテストしている間、長い冬にわたって禁断症状に苦しみましたか?
ポルトガルの非常に悪い天候をみて、とてもハッピーだったよ。とても良いことだったね。でも、正直にいうと、いずれにしろ復帰する準備ができていないのはわかっていた。ここで新車を出すことは前から予定されていたし、とても興奮しているよ。やっぱり、毎年のように少し緊張している。でも、マシンの中で僕の足がどうかを見なければならないので、今年はより緊張している。今週は、数ラップ走ってみてどう働くかテストしてみて、満足できれば、もう少し作業をするつもりだ。チームのためには、僕たちが持っている2つの見解を得るために、セバスチャン・ベッテルとは別のセカンドオピニオンも重要だ。そのあと僕たちは少し休んで、シーズン開幕近くにテストに戻った時は、もっと良い状態になっているだろう。今回はメルボルンへの布石だし、メルボルンではこの脚はグランプリを戦うことができるよ!

あなたは、極端な“冷凍部屋(低温部屋)”を含め、多くの治療を試みました。F1マシンに戻る用意はできていますか?
通常、骨折が多いジョッキーたちが、この部屋を使って良い結果を出している。僕たちは失うものはなかったので、より大きな骨にそれを試した。これまで12回は行ったかな。UKには1つしかないんだけど、素晴らしいことにそれは僕の家からちょうど10分くらいだったんだ。本当に僕のために作られたように感じたよ。それとは別に、良い血液循環を維持するために、習慣的にスイミングやロールマシンでのサイクリングをしていた。先週の木曜日に小さな手術をした。とてもうまくいったけど、少し足を引きづっていたのはそれが理由だ。先週はもっと良かったけど、今回の小さな手術がメルボルンで完璧な状態になるのを助けてくれるだろう。

レースカーに戻るのははっきりしてるのですか?
それを知る唯一の方法は、ドライブするときだ。通常のテスト状況では申し分なかった。メルボルンで、7秒でマシンに乗り込むことができるかテストして、開幕レースの準備でやらなければならない通常の全てのテストをした。それらのテストは何の問題もなくパスしたよ。

RB5の開発についてはどれくらい知っていますか?頻繁にファクトリーを訪れましたか?マシンのカバーが降ろされた今の印象はどうですか?
ファクトリーにはまったく行かなかったけど、電話で少し連絡を取り合っていた。彼らは僕に自分の仕事に集中させて、僕は彼らに彼らの仕事に集中させた。それが、これまでしてきた方法なんだ。クルマが走っている今、明らかにより真剣になっているよ。

あなたが最後にクルマに乗ったときから、多くの変化がありました。ホンダの撤退、大幅なコスト削減、KERSのような技術的な発展、シーズン中のテスト禁止。これらの新しい情勢に対するあなたはどんなスタンスですか?
ホンダは我々のスポーツにとって偉大だった。彼らは大企業だし、彼らがもういないのは悲しいことだ。でも、ホンダが潔い決断をしたことを賞賛している。でも、彼らの周りには素晴らしい人たちがいたので、F1にとっては良くないことだ。残念だね!

コスト削減に関して、前からF1を始めて、2台のクルマに800人が取り組んでいるのを見たとき、少し驚いていたんだ。だから、ついにそれを少しなくするときがきた。F1とたとの競争の頂点は常に非常に高かった。だから、費用も互いに競っていた。初めて全てのチームが一緒に働き、お互いを危機から救い、F1を助ける方法を話し合っていると思う。

KERSに関しては、かかる全てのコストと、誰もそれがどう働くか実際にはわかっていない。KERSは現在の心理にあまりフィットしていない。背が高く体重があるドライバーの一人としては、もっと軽くなりたいけど、僕は75kgで、これ以上は体重を落とせない。それは僕の全てのキャリアでとってきた方法だ。1.5kg、いや1kgも落とすことはできないだろうけど、それさえも僕のパフォーマンスを損なうと思う。そういうことだ。安全性に関して、チームはKERSがかなり安全であると説明してくれた。でも、当然、そのような新しいものが持ち込まれるときには、常に疑問符があるもんだ。答えられなければならない質問があるし、それらが安全な方向で答えれれることを望んでいる。メカニックとマーシャルが特別なグローブが必要だというのを読んだときは興味深かったけど、僕たちドライバーはトラック上でストップするときは通常のレースギアしか装着していない。僕たちがすることは何なんだ?全てのチームと理事会が可能な限り安全に、そして誰も馬鹿べた怪我を負わないよいう非常に密接に働いているというのは良いニュースだ。

シーズン中のテスト禁止は極端だね!でも、それもいいんじゃないかな。僕がF1に加入したときは3台のマシンで4日間テストをしていたんだ!みんなにとって、多くの費用とお金がかかっていた。でも、今は僕たち全員にとって同じことだし、トラックから離れて。マシンを理解するためにファクトリーに戻って多くの仕事があることを意味している。マシンを運転するのは楽しいので、テストは常に良い気分だったけど、レース週末に匹敵するものはないので、僕たちは日曜日に競争力のあるクルマを持ち込みために、金曜日と土曜日に非常に良くしなければならない。シーズン中に大きな開発の余地がないので、シーズンのまさにスタートで正しくなければならないことに気づいているので、みんな非常にナーバスになっていると思う。少なくともそれが僕の印象だ。

あなたは新しいチームメイトのセバスチャン・ベッテルがチームにプレッシャーを与えると言いました。それはあなた自身も含んでですか?
僕はチームにプレッシャーを与えた。競争力のあるチームでは誰もがお互いにプレッシャーを与えていると考える。これまでドライブした全てのチームで、僕は彼らが正しい方向性で作業するように試みた。僕たちは全員、非常に緊張感のある環境で働いている。行楽地ではないんだ!だから、僕たちはそれを最大限に活用しなければならないし、より良い仕事をするためにお互いにプッシュすることができたら、素晴らしいことだ。

レッドブルのエンジンサプライヤーであるルノーは、部分的なエンジン凍結から利益を得るでしょう。それはあなたに役立ちますか?
そう願っているよ。他のチームが、違うチームがよりパフォーマンスを得ることに合意することはF1にとって素晴らしいサインだった。FIAは、誰のエンジンがどうなっているかを正確に理解するためにとても一生懸命に働いた。僕たちはルノーと非常に良い関係にあるし、エンジンの変更が今年僕たちにうまく働くことを本当に願っているよ。

今シーズンのあなたの目標はなんですか?あなたは失望してウィリアムズを離れましたが、レッドブルへ移籍した後、まだあなたはレース初勝利を待っています・・・。
僕たちがいくつかのレースに勝つチャンスがあることを願っている。レッドブルとディートリッヒ(・マテシッツ)のため、彼らこのレベルで競争できるようにチームをプッシュしてF1のためにしたことのために、価値あるシーズンを過ごしたい。今年はいくつか良い結果に貢献できることを望んでいる。

最近の結果を見ると、自動車メーカーチームでドライブしているドライバーだけが、一貫してレースに勝つチャンスがあるようです。それはあなたの将来の計画の要素となりますか?
一貫して勝つことはそうだ。絶対にないとは言えない。12カ月で状況がどうなるかは決してわからない。実際、僕はレッドブル・レーシングに満足している。彼らのスタイルは、長年のF1パドックの風潮を変化させた。

あなたが回復に専念している長い期間、他チームのマシンの開発は続きました。あなたがレースに優勝すると考える有力候補は誰ですか?
間違いなくBMWだ。彼らは今シーズン結果を得るために本当に地獄のようにトライしている。今シーズンはあらゆる変更によって、全てがより予想できなくなったので、もちろん根拠はないけどね。

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カテゴリー: F1 / マーク・ウェバー / レッドブル・レーシング