ジャック・ヴィルヌーヴ 「2020年のF1は一戦ごとの非選手権で開催すべき」
元F1ワールドチャンピオンであるジャック・ヴィルヌーブは、F1は2020年シーズンはあきらめて、代わりに再び安全にレースを開始できるようになったときに一戦ごとの非選手権として開催した方が盛り上がると考えている。

新型コロナウイルスの世界的な大流行により、2020年のF1世界選手権はすでに8戦が延期・中止となっている。だが、6月14日の第9戦F1カナダGPの開催も危ぶまれており、フランスGP、オーストリアGPも延期になる可能性が高まっている。

7月19日に予定されているF1イギリスGPについても、シルバーストンは4月末に決断を下すとしている。

ジャック・ヴィルヌーブは、世界中で封鎖制限が解除された後、選手権を再開するために必要な時間を考えれば、9月が妥当だと考えている。

「パンデミックの後、世界が解放されてグランプリを開催できるようになったとしても、イベントの立ち上げには時間がかかる。カレンダーの最初のグランプリは9月に開催されることになるだろう。様々な組織やF1のオーナーは、契約の最小要件を満たすために最大数のレースを開催したいと考えているが、それは間違いだ」とジャック・ヴィルヌーヴは Canal Plus にコメント。

「チャンピオンシップを整理させるためだけのために、8月を埋め始め、9月からクリスマスまで、さらにはそれを超えるレースを展開することになれば残念だ」

ジャック・ヴィルヌーヴは、元F1最高責任者であるバーニー・エクレストンも提案したように2020年のF1世界選手権は中止にし、1回限りのビッグイベントとして非選手権レースを販売した方が盛り上がると考えている。

「『チャンピオンシップはない。我々はレースをするが、各レースはインディ500やルマン24時間のようなユニークなイベントになる』と言った方が賢明かもしれません。」とジャック・ヴィルヌーヴはコメント。

「チャンピオンシップを半分のラウンドを開催するのではなく、その方がむしろグランドスラムのようになっていいだろう。それに2020年末を利用してチームは2021年に備えることもできるしね」

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カテゴリー: F1 / ジャック・ヴィルヌーヴ