F1 レッドブル マックス・フェルスタッペン
マックス・フェルスタッペンを頻繁に批判してきたジャック・ヴィルヌーヴだが、今ではフェルスタッペンはタイトルを争えるドライバーに成熟したと認め、他チームとは異なり彼を中心にチームを作っているレッドブルはパーフェクトな選択肢だったと認める。

1997年のF1ワールドチャンピオンであるジャック・ヴィイルヌーヴは、以前にマックス・フェルスタッペンに“誰かを殺す”前に落ち着くよう警告し、ダニエル・リカルドの方が優れたドライバーだと断言していた。

ジャック・ヴィルヌーヴは、以前のマックス・フェルスタッペンはタイトルを争う準備ができていなかったとのスタンスは崩さないものの、F1でレースをするチャンスがあるならばどんなチャンスがあっても掴み取る必要性があることを理解していると認める。

「F1で走る機会を与えられれば、両手でそれを掴み取るべきなのは明らかだ」とジャック・ヴィルヌーヴは RacingNews365 にコメント。

17歳でF3からトロロッソでF1デビューを果たしたマックス・フェルスタッペンについて「若いドライバーがF1でのシーズンが何をもたらすかは決してわからないものだし、F1という選択肢があるときはそれを選ばなければならない」とジャック・ヴィルヌーブは説明する。

「マックスもレッドブルを選ぶという正しい選択をした。彼らは1人のドライバーの周りにチームを構築するし、そのようなチームは彼に非常に合っている。もし彼が他のチームで走っていたら、これほど長くいたとは思わない」

「マックスはここ数年でうまくっやっている。彼はもはや3年前のドライバーではない。彼の今の状態は、良いクルマがあればタイトルを争うことができるだろう。彼が準備ができていると思う。今シーズンではないかもしれないが、今後数年間で起こるかもしれない」

「F1にやってきたドライバーはすぐに競争する準備ができていなければならない。それは彼らが(キャリアの)準備段階のうちに学ばなければならないことを意味する。フェルスタッペンの今の状態は、F1でデビューしたときにそうであるべきだった。だが、彼ははるかに若く、経験が少ない状態でチャンスを得また。それを拒否することはできないものであり、その機会をえることは理解できる」

「彼の父ヨスはそれを非常に巧妙に演出した。彼はマックスがチームにとって非常に重要であることをレッドブルに明確に示した。それは最終的にうまくいった。その結果として、現在チームは完全にマックスの中心に構築されている。」

「他のチームであれば、マックスとヨスはそれを管理することは決してできなかっただろう」

レッドブルが、2010年から2013年までにダブルタイトルを4連覇した時代にはセバスチャン・ベッテルを中心にチームが構築されていた。

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カテゴリー: F1 / ジャック・ヴィルヌーヴ / レッドブル・レーシング / マックス・フェルスタッペン