F1 ルイス・ハミルトン
元F1ワールドチャンピオンでSky Italiaのコメンテーターを務めるジャック・ヴィルヌーヴは、ルイス・ハミルトンは自分がまるで神であるかのように振る舞っていると批判した。

ルイス・ハミルトンは、F1ドイツGPで14番グリッドから優勝という大逆転劇を演じたが、Skyのコメンテーターらが彼の勝利に良い言葉をかけていないことに自身Instagramで不快感を露わにしていた。

すでにルイス・ハミルトンのその投稿はInstagramから削除されているが、その投稿を見たジャック・ヴィルヌーブが黙ってるはずもない。早速、口撃を開始した。

「我々は別にルイス・ハミルトンに驚かない」とジャック・ヴィルヌーヴは Auto Bild にコメント。

「彼はF1とハリウッドを混同しているようだね。彼がやっている全てが演出じみている」

「彼はソーシャルメディアで自分のことを神であるかのように描写している。予選で問題に見舞われた際には、キリストの苦しみに耐え忍んでいるかのようにクルマのそばで跪いていた。その後に彼が口にしていたことも、まるで山上の垂訓(イエスが行った最初の重要な説教)のようだった」

「表彰台でも全員に突然の雨を降らせたのは誰かを示すかのようにかなり劇的な身振りをしていた」

そう語るジャック・ヴィルヌーブだが、F1ドイツGPの勝利はルイス・ハミルトンを“無敵”にしたかもしれないと語る。

ルイス・ハミルトンは、セバスチャン・ベッテルのクラッシュによってドライバーズランキングの首位に浮上。ジャック・ヴィルヌーブは、昨年、苦戦を強いられたルイス・ハミルトンが、オープニングラップでセバスチャン・ベッテル、キミ・ライコネン、マックス・フェルスタッペンがクラッシュしたことで優勝を手にして28ポイント差のリードを築き、その後の2戦でタイトルを決めたシンガポールGPでと比較した。

「昨年のシンガポールと同じような効果があるかもしれない」とジャック・ヴィルヌーヴはコメント。

「ルイスは完全に落ち込み、意気消沈し、誰もが自分のことを嫌っているように考えていた。それがレース前の彼の態度だた。彼のコメントは完全に気落ちしていた。そして、彼は25ポイントを与えられた。私の記憶が正しければ、それがシンポールで起こったことだ」

「シンガポールからは彼は無敵だった。3~4戦では誰も彼を打ち負かすことのできないほどの思考を手にしていた」

「今後はそれが見られるかもしれない。ベッテルにとっては大きな犠牲だった。ルイスを非常にポジティブな心理状態に押し込むことになるうかもしれない」

ジャック・ヴィルヌーヴは、レースをリードし、2番手を走っていたのがチームメイトだったことを考えれば、セバスチャン・ベッテルのホッケンハイムでのクラッシュは“不必要”なものだったと認めるが、そのようなトリッキーなコンディションでのミスをしてしまうことは完全に理解できると述べた。

「そこにどれくらい水があるかは決してわからないような非常に簡単にミスをしやすい状況だった」とジャック・ヴィルヌーヴはコメント。

「リーダーだった。自分が2番手や3番手のときは、リーダーや他のドライバーたちが見える。キミは減速していた。外部から『なんて馬鹿げたミス』だと言うのは簡単なことだ。だが、あのようなコンディションは本当にミスをしやすい」

また、ジャック・ヴィルヌーヴは、レース終盤にメルセデスがバルテリ・ボッタスに先頭を走るルイス・ハミルトンを攻撃しないように要請したことをあまり重要視していないと語る。

「なぜ人々は気を悪くするんだ? チームはチャンピオンシップに勝とうとしている。彼らは必要なことなら何でもする。まったく同じスポンサーの2台のクルマを持つことを義務付けられている。もし2台が完全に異なることが許されていれば、チームオーダーを押し付けることはできないだろう。それくらいシンプルなことだ」

「提供されてる額が非常に高い場合、それらを禁止する方法はない」

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カテゴリー: F1 / ジャック・ヴィルヌーヴ