セバスチャン・ベッテル(トロ・ロッソ)
セバスチャン・ベッテルのシーズンスタートは期待はずれのものとなった。3つレースがわずか1周に終わり、5戦中完走は1度のみ。期待の新車STR3もセバスチャン・ブルデーのクラッシュにより、投入は延期された。だが、ベッテルはチームメイトを責めず、STR3で再び戦うことを心待ちにしている。

セバスチャン、2008年のスタートは悩ましいですか?あなたの最初のフル参戦は、期待していた理想とは違っているはずです・・・
確かに、シーズンのスタートは理想ではなかったよ。でも、それは僕にはどうすることもできなかった。テクニカルトラブルが1回、他の3回は1周目での接触。だから、トルコのスタートのときは、2周したら、それで100%の増加だと考えていたんだ。レースを完走するとこは奇跡だってね!

ほとんどのレースが予選で後方近くになり、密集した“危険地帯”でのスタートでしたね・・・
うん、グリッドの後ろ2列が危険地帯というのは正しいね。それは全てのレースカテゴリーでそうだ。カートからF1まで全てにおいてね。グリット後方からのスタートの概念は、とても単純だ。最初のラップで可能な限り多くの人を追い抜くこうとうすることだ。でも、ときどき楽観的すぎる人がいて、事故にあうんだ。不運なことに僕は3回衝突した。どうやってそれを避けるかって?とても単純だよ。うまく予選をすることさ。

イスタンブールでの予選パフォーマンスを見ると、STR2はまだ限界には到っしていませんでしたね。でもレースは違った問題が・・・
STR2は今シーズン、ポテンシャルを示すチャンスがあまりなかった。そして、イスタンブールがその最後のチャンスだった。うん、予選はOKだった。でも、レースは別だ。STR2は型落ちモデルだし、僕はSTR3を楽しみにしているよ。

STR3はモナコのために準備できるでしょうか?
うん、そのように見えるね。延期しているけど、僕はモナコで走らせると思っているよ。

シーズン中に新車を投入することはどれくらい難しいですか?特にモナコのような変則的なトラックでのデビューはどうですか?
難しいし、理想的な状況とは言えないね。でも、僕たちはシーズンの初めを旧車でスタートすることを決定したし、例えレースの多くがかなり短く、それを証明できていなかったにしても、僕は今でも良い決定だったと思っている。シーズンがほぼ中盤まできた今、僕たちはSTR3を手に入れなければならない。チームメイト(セバスチャン・ブルデー)がクラッシュさせるまで、バルセロナの初日からデータを得たし、それはすぐに、かなり信頼できるものに思えた。ポールリカールのテストは重要になるね。モナコだけでなく、モントリオールの準備になるからね。トラックは、両方のサーキットをシミュレーションするために変更することができるんだ。

バルセロナでのボーデのSTR3のクラッシュは、チームのパフォーマンスを下降させたように思えます。実際に損害となりましたか?
そうだね、多くのリソースが費やされた。僕たちは明らかにパーツが不足している。それがトルコでまだマシンを導入できなかった主な理由だ。かなり大きなクラッシュだったから、多くの損害をもたらした。でも、チームメイトを非難することは間違っている。僕たちはレースドライバーだし、できる限りは速くなろうとするべきなんだ。だからクラッシュは常に付きまとう。もし速くなること、限界までプッシュすることを許されないならば、家にいるべきだね。

あなたの将来について多くの憶測があります。チームを変えることに関してどう考えますか?
まず第一に、僕の優先事項はレースだ。シーズンのスタートは期待はずれだった。だから、今年のためにやることや心配がたくさんあった。僕には今シーズンの任務がある。それが成し遂げられたら、他の事を考え始めることができる。

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カテゴリー: F1 / セバスチャン・ベッテル / トロロッソ