セバスチャン・ベッテル レッドブルF1幹部就任に言及「マルコ後任も選択肢」

4度のF1ワールドチャンピオンであるベッテルは、2005年のF1参入以来チームを支えてきたマルコの“理想的な後継者”として以前から名前が挙がっていた。
ベッテルは2013年シーズン限りでレッドブルF1を離れフェラーリへ移籍したが、現在に至るまでミルトンキーンズを拠点とするチームとの良好な関係を維持している。
2022年シーズン終了後にF1から引退したベッテルは、パドックには頻繁に姿を見せていないものの、現在もマルコとの交流を続けている。
「ヘルムートとは今でもとても良い関係にあるし、会話もしている」とベッテルはオーストリアの放送局ORFに語った。「(後任という)話題については、まだそれほど深く突っ込んだ話ではないけれど、何らかの形で関わる可能性はあるかもしれない」
「どんな形になるかは今後次第だ。ヘルムートは以前から何度か“辞める”と言っていたけれど、今もまだそこにいる。そして、僕は彼ができるだけ長くその場にいてほしいと思っている」
現時点では、ベッテル自身がマルコの後任になることに対して、特別な焦りやプレッシャーは感じていないという。
「人生はやがて容赦なく前に進んでいくものだし、ヘルムート自身もそれを理解していると思う。彼は現実主義者で、物事をとてもよく、そして誠実に評価できる人だから。だから、いずれその時が来たら、彼はそれを正しく受け止めると思う」
「マルコのような存在は、そう簡単に代えがきくものではない。彼は非常に個性的で、2005年以降のチームの成功に大きく貢献してきた」
「後任が誰になるにせよ、彼が積み重ねてきた仕事がこれからも引き継がれていくことを願っている。僕自身、現役時代からその役割がどんなものかは理解しているつもりだ」
「ただ正直に言えば、ここ数年はヘルムートのそばで過ごしていたわけではないから、詳細まで把握しているわけではない。でも、彼のやっていることが何なのかは分かっているつもりだ」
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