セバスチャン・ベッテル、F1引退を決断した背景をInstagramで説明
セバスチャン・ベッテルは、F1引退をを決断した理由をファンに説明した。

4回のF1ワールドチャンピオンであるセバスチャン・ベッテルは、F1ハンガリーGPに先立って木曜日に2022年シーズン限りでF1を引退することを発表した。

セバスチャン・ベッテルは、2007年にBMWザウバーでF1デビューを果たした後、2008年にトロロッソからフル参戦。2009年にレッドブルに移籍し、2010年、2011年、2012年、2013年にドライバーズタイトルを4連覇した。

2015年にスクーデリア・フェラーリに移籍した後、2020年からアストンマーティンF1チームに加わった。

F1引退を伝えるために開設したInstagramでの長い声明のなかで、セバスチャン・ベッテルは、彼の決断の背景にはいくつかの理由があると説明した。

「2022年シーズンの終わりにF1から引退することを発表する。感謝する人々の長いリストから始めるべきかもしれないけど、僕の決定の背景にある理由を説明することの方が重要だと感じている」

「僕はこのスポーツが大好きだ。物心ついてから僕の人生の中心だった。でも、コース上での人生と同じくらい、コース外にも人生がある。レーシングドライバーであることが僕の唯一のアイデンティティではない。僕は、自分たちがやっていることよりも、むしろ、自分たちが誰であるか、そして、他の人々にどのように接するかによってアイデンティティが決まると信じている」

「僕は誰か? 僕はセバスチャンだ。3人の子供の父親であり、素晴らしい女性の夫だ。僕は好奇心が強く、情熱的な人々や熟練した人々に簡単に魅力され、完璧に夢中になる。僕は寛容であり、見た目や出身、誰を愛しているかに関係なく、全員が同じ生きる権利をを持っていると感じている。僕は外にいるのが好きだし、自然とその軌跡が大好きだ」

「僕は頑固でせっかちだ。本当にイライラすることがある。僕は人々を笑わせるのが好きだ。僕はチョコレートと焼きたてのパンの匂いが好きだ。僕の好きな色は青だ。僕は変化と進歩を信じており、少しでも違いを生みたいと思っている。僕は楽観主義者であり、人々は良い人だと信じている」

「レースの次に、周りにいる大好きな家族を育ててきた。僕はF1以外のことにも興味を持っている。レースとF1に対する情熱は、多くの時間をそれらから離れて費やして、多くのエネルギーを必要とする。自分の情熱と自分が正しいと思うことにコミットすることは、もはや偉大な父と夫になりたいという願望と並ぶものではなくなっている」

「車やチームと一体になり、完璧を追求するために必要なエネルギーには、フォーカスとコミットメントが必要だ。僕の目標は、レースに勝ち、チャンピオンシップを目指して戦うことから、子供たちが成長するのを見て、僕の価値観を伝え、子供たちが倒れたときに助け、必要なときに耳を傾けることへとシフトした。さよならを言う必要がないこと、最も重要なことに、彼らから学び、彼らから刺激を受けることができることにね。子供たちは僕たちの未来だ。さらに、人生や自分自身について探求し、学ぶことがたくさんあると感じている」

「将来について言えば、僕たちは非常に決定的な時代に生きていると感じている。そして、僕たち全員がこれからの年月をどのように形作るかが僕たちの生活を決定する」

「僕の情熱には、嫌いになることを学んだ特定の側面がある。それらは将来解決されるかもしれないが、その変化を適用する意志ははるかに強くなり、今日の行動につなげる必要がある」

「話だけでは十分ではなく、待つ余裕はない。代替手段はない。レースが進行中だ。僕の最高のレースはまだこれからだ。僕は前進し、進んでいると信じている。時間は一方通行であり、時代とともに歩んでいきたいと思っている」

「振り返ることは、スローダウンするだけだ。未知のトラックを駆け抜けるのを楽しみにしているし、新たな挑戦を見つけるだろう。トラックに残したマークは、時間と雨がそれらを洗い流すまで残る。新しいものは置かれる」

「明日は今日を形作る人々のものだ。次のコーナーは、新しい世代がすでに入ってきているので、安泰だ。勝つための競争はまだあると信じている。

「さようなら、あなたとトラックを共有させてくれてありがとう。僕はそのすべてのものが大好きだった」



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カテゴリー: F1 / セバスチャン・ベッテル / アストンマーティンF1チーム