セバスチャン・ベッテル
F1アゼルバイジャンGPでのセバスチャン・ベッテルの行為は失格処分に値するものだったと多くの海外メディアが報じている。

セバスチャン・ベッテルは、2回目のセーフティカー中にルイス・ハミルトンが“ブレーキテスト”をしたと批判。フロントウィングに損傷を負ったベッテルは、ハミルトンに横付けし、手を挙げながら自分のマシンをハミルトンのマシンに接触させた。

海外メディアは、1997年にジャック・ヴィルヌーヴをコース外にはじき飛ばしてチャンピオンシップから除外されたミハエル・シューマッハの行為や2006年ワールドカップ決勝戦でのジネディーヌ・ジダンの頭突きと比較して報じた。

イタリア紙 Repubblica は「ベッテルの振る舞いは許されるものではない。特に4度のワールドチャンピオンだ。2006年のワールドカップで頭突きをして退場になったジダンを思い出させるものだ」と報道。

Gazzetta dello Sport は「ジダンとマテラッツィのようだ。イタリア人はジダンを刺激した。もちろん、全てのライバル関係に小さな悪意は存在するが」と伝えている。

スイス紙 BLick は「フットボールではベッテルは問答無用でレッドカードだ」と伝えている。

スペイン紙 MARCA は「バクーでの出来事の最もわかりやすい前例は、20年前のヘレスで起きたミハエル・シューマッハとジャック・ヴィルヌーヴの衝突だ。当時、ベッテルと同じドイツ人のシューマッハは“スポーツマンにふさわしくない行動”により処罰され、ドライバーズチャンピオンシップを失格になった」「ベッテルはレッドブルでも同じことをした。彼の反応は幼稚であり、黒旗を受けるべきだった」と伝えた。

英紙 Daily Mail は「彼はフェラーリを兵器に変えてハミルトンに向かっていった」と報道。

Gardina は「これまでは相互に敬意と礼儀に基づいていた関係は、本気の戦いに変わるだろう。本格的な戦線が引かれた」「少なくともハミルトン側にあった敬意は消えたようだ。このチャンピオンシップは激戦になる可能性がある」と伝えた。

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カテゴリー: F1 / セバスチャン・ベッテル