セバスチャン・ベッテル
セバスチャン・ベッテルは、キミ・ライコネンがもう1年フェラーリに残ることを歓迎しており、ライコネンを“パドック内で最もエゴの少ない人”と評した。

フェラーリは8日(金)にキミ・ライコネンの契約延長を発表し、ドライバーラインナップを巡る推測に終止符を打った。

キミ・ライコネンとセバスチャン・ベッテルは仲が良く、それは2人が2015年にペアを組んでからお互い何度も口にしており、フェラーリは新しいドライバーを迎えることでチームのハーモニーが乱れることを恐れた。

セバスチャン・ベッテルは、これでフェラーリとして2016年にメルセデスを捕えることに集中していけると述べた。

キミ・ライコネンの契約延長について「正しいことだと思う」とセバスチャン・ベッテルはコメント。

「僕たちは2人とも懸命にプッシュしている。一番の目標はリーダーを捕えることだ。今ならそれはメルセデスだし、僕たちにはやるべき仕事がたくさんある。いろんな噂もこれで鎮まるし、僕たちは自分たちの仕事に集中できるようになる」

「キミと僕はパドック全体で一番エゴの問題が少ないと思う。それはチームにとっていいことだと思う。僕たちは同じ方向に向かって働いている」

「トラック上では激しくレースをする。最近のレースでもポジション争いをしているしね。それは普通のことだ。クルマを降りてからは何の問題もない」

過去のチームメイトと比べて、キミ・ライコネンとは良い関係を築いていることに関して、セバシチャン・ベッテル「彼は複雑な人ではないんだ。そう言えばわかるかな」とコメント。

「全般的に僕は今までのチームメイトたちともうまくやってきたはずだ。たまに少しこじれることもあったけど、それは全て政治が絡んだ話だ。彼はそういうのを口に出さない。僕たちは2人とも自分たちのエゴを押しつけないタイプだ。それがチームのために良い方向に働いている」

2014年にフェラーリに復帰して以来、キミ・ライコネンはパフォーマンス面を批判されることが多かったが、2016年は大きく改善している。最近の調子とは関係なく、セバスチャン・ベッテルはキミ・ライコネンのことをグリッド上でベストドライバーの1人だと評価している。

「彼がワールドチャンピオンなのには理由がある。マクラーレンがもっといいクルマを与えていたら、もっと多くタイトルを獲れていたはずだ。彼は今のグリッド上で最も才能あるドライバーの1人だと思う。それは間違いない」

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カテゴリー: F1 / セバスチャン・ベッテル / スクーデリア・フェラーリ