セバスチャン・ベッテル
FIAは、論争となっていたF1ブラジルGPのセバスチャン・ベッテルのオーバーテイクを合法と判断。セバスチャン・ベッテルのタイトルが確定した。

フェラーリは、セバスチャン・ベッテルがレース序盤のターン3と4の間の黄旗区間でジャン・エリック・ベルニュをオーバーテイクしたことを示すビデオ映像を調査していると述べていた。

フェルナンド・アロンソは、3ポイント差でタイトルを逃していたが、フェラーリがFIAに対して抗議を行い、FIAがこれを認めれば、セバスチャン・ベッテルのレースタイムに20秒が加算されて8位に降格し、フェルナンド・アロンソがタイトルを獲得する可能性があった。

だが、FIAは、セバスチャン・ベッテルのオーバーテイクに関する論争について「答えるべき事件は存在しない」と述べた。

インテルラゴスの黄旗区間は、ターン3の直前にある信号パネルで始まり、緑色の信号パネルが表示されていたターン4の約150m手前で終わっている。これらふたつのパネルの間にはマーシャル・ポストがあり、そのラップではグリーンフラッグが振られていた。

ブラジルGPのFIA規約によると、緑の信号前にグリーンフラッグが提示された場合は、最初のグリーンフラッグが有効とされている。

したがって、FIAは、セバスチャン・ベッテルの追い越しは合法であり、そのためレース管制官は違反を報告しなかったとしている。

またFIAは、この件について再検討を要請したチームはなく、スチュワードの決定にコメントしないと述べた。

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カテゴリー: F1 / セバスチャン・ベッテル / レッドブル・レーシング / FIA(国際自動車連盟)