マックス・フェルスタッペン組 ニュル24時間の悲劇は新品ドライブシャフト破損
マックス・フェルスタッペン組が総合優勝を目前にしながら、終盤のトラブルで勝利を逃した2026年ニュルブルクリンク24時間レース。その原因について、チームメイトのダニ・ジュンカデラが詳細を明かした。

フェルスタッペン、ジュンカデラ、ジュール・グーノン、ルーカス・アウアーがドライブした3号車メルセデスAMG GT3は、スタート4番手から着実に順位を上げ、土曜夕方には首位に浮上。その後も日曜朝までレースをリードし続けていた。

終盤に発生したドライブシャフト破損
しかし、フェルスタッペンが最後のダブルスティントを終えてジュンカデラへ交代した直後、状況は一変した。

ジュンカデラが走行を開始してわずか3周後、3号車は予定外のピットインを強いられた。ガレージでは右リア周辺にメカニックが集まり、緊急修復作業が始まった。

ジュンカデラは当時の状況について次のように説明した。

「ABSなしの状態で走っていた。でも実際にはそこまで酷くはなかった。何とか対応できていたんだ」

「フロントタイヤをロックさせないように、ブレーキバランスを少し調整していた」

「クルマはまだ走行可能だった。チームは問題を調査するためにピットへ戻したかったんだと思うけど、僕としては走り続けて状況を確認した方がいいと思っていた」

「その後、異音が聞こえ始め、最終的にはクルマが運転不可能な状態になった。何かが壊れると感じたので、ゆっくりピットへ戻った」

電子系トラブルも連鎖
ジュンカデラによると、メカニカルトラブルは単独では終わらなかった。

「そのダメージが電子系の問題も引き起こした可能性がある。ABSシステムが混乱して機能停止してしまった」

結果的に修復には約3時間を要し、3号車はチェッカー直前にコース復帰を果たしたものの、優勝争いからは完全に脱落。最終順位はトップから18周遅れの38位となった。

“接触が原因ではない”と否定
レース中には、フェルスタッペン車が80号車メルセデスや84号車ランボルギーニと激しく争う場面もあり、接触によるダメージが後の故障につながった可能性も指摘されていた。

しかしジュンカデラは、その見方を否定した。

「いや、そうは思わない。あれは何時間も前の出来事だった。それが原因だと言うのは無理があると思う」

「これがモータースポーツなんだ。不運にも今日は我々に起きてしまったけど、誰かを責めるような話ではない」

さらに、故障した部品についても説明している。

「単純に不運だったと思う。メカニカルトラブルだ。ドライブシャフトは完全に新品だった」

「しかも、最後の6〜7時間は両車とも非常に良い位置にいたので、不必要なリスクを避けながらかなり慎重に走っていた」

「縁石も攻めすぎず、丁寧に走っていた。それでも起きてしまったんだ」

姉妹車がメルセデス10年ぶり勝利
3号車の脱落により、勝利を手にしたのは姉妹車80号車メルセデスだった。

マロ・エンゲル、ルカ・シュトルツ、ファビアン・シラー、マキシム・マルタン組が総合優勝を達成。メルセデスにとっては、ニュルブルクリンク24時間で10年ぶりの勝利となった。

フェルスタッペン組は圧倒的なペースを見せながらも、最後は“新品ドライブシャフト”の破損という予測困難なトラブルに泣く結末となった。

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カテゴリー: F1 / マックス・フェルスタッペン