オリバー・ベアマン「いつかはフェラーリF1」 ルクレール契約延長後も夢は不変

モナコGPを前に、フェラーリはルクレールとの契約延長を発表した。2016年にフェラーリ・ドライバー・アカデミーへ加入し、2019年からフェラーリのレギュラードライバーを務めるルクレールは、今後も数シーズンにわたってチームに残留することになる。
ベアマンもまた2022年にフェラーリ・ドライバー・アカデミーへ加入したドライバーだ。2024年のF1サウジアラビアGPでは体調不良のカルロス・サインツJr.の代役としてフェラーリからF1デビューを果たし、7位入賞を記録した。その後、2025年からハースF1チームでフル参戦を開始し、2026年シーズンも好調なスタートを切っている。
ルクレール残留を歓迎 「彼は赤が似合う」
モナコGPの木曜日メディアデーで、将来的なフェラーリ昇格の可能性について質問されたベアマンは、まずルクレールの契約延長を祝福した。
「まず第一に、シャルルが契約を更新したのは本当に素晴らしいことだ」とオリバー・ベアマンはコメント。
「彼は長い間フェラーリにいて、多くの成功を収めてきた。そして、まださらに成功を求めている」
「みんなもそうだと思うけど、僕にはシャルルは赤いマシンに乗っている姿しか想像できない。契約更新を見ることができて本当にうれしいし、しかも母国レースの前だから彼にとっても特別なことだろう」
そして自身の将来については率直にこう語った。
「もちろん、いつかフェラーリに行くことは僕の目標だ」
「でも今はハースでの仕事に集中しているし、とても楽しんでいる」
さらに、ルクレールの契約延長発表前にフェラーリから何らかの連絡があったのか問われると、その可能性を否定した。
「いや、それは僕には関係のないことだ。彼自身の契約の話だし、シャルルが更新したことを本当にうれしく思っている」
「母国で発表するのも素晴らしいことだと思う」
「僕の側は何も変わらない。ハースでの活動を続けながら、この旅をとても楽しんでいるし、本当に多くのことを学んでいる。疑問も不安もない。ただ学び続けて改善していくだけだ」
カナダGPで見えた課題と収穫
ベアマンは2026年F1カナダGPで10位入賞を果たしたものの、チームのアップグレード導入後のマシン理解には苦労したことを明かした。
「カナダは厳しかった」
「僕たちはアップグレードによって良い前進を期待して週末に入った」
「最終的には期待していた改善は見られたけど、その代わりにマシンの特性が少し扱いづらくなった」
「理解するために多くの周回が必要だったし、それがカナダでの状況だった」
「それでも最後には良い結果を出せたので、その点については満足している」
その後のインターバルでデータ解析を進めたことで、モナコではより良い状態で臨めると考えている。
「この1週間でしっかり理解を深めることができた。どんな状況でマシンが機能するのか、どの作動ウインドウに入れるべきなのかを把握できたと思う」
「今週末はもっとパフォーマンスを発揮できるマシンになることを期待している」
モナコはハースに有利な可能性
ベアマンは、ハースの弱点であるストレートスピード不足がモナコでは大きな問題にならないと見ている。
「そうなることを期待している」
「僕たちの最大の問題はストレートスピードだった。このサーキットではそれがそれほど不利にならないはずだ」
「だから、いつもより競争力を発揮できると思う」
ただし、モナコ特有の予選重視の週末になることも理解している。
「このレースが難しいことは分かっている」
「すべては予選次第だ。レースそのものがメインイベントではないと言ってもいい」
「だから土曜日に良い結果を出せるよう最大限集中するし、僕も全力を尽くす」
フェラーリ昇格という長期的な目標を隠さなかったベアマンだが、現時点ではハースで経験を積みながら成長することを最優先に据えている。ルクレールの契約延長によってフェラーリのシートがさらに遠のいたようにも見えるが、21歳のイギリス人ドライバーは焦る様子を見せていない。今は結果を積み重ね、自らの価値を証明することに集中している。
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カテゴリー: F1 / オリバー・ベアマン / スクーデリア・フェラーリ / F1モナコGP / ハースF1チーム
