マックス・フェルスタッペン F1カタールGP優勝「最高の判断だった」

25周上限のタイヤルールにより、ほぼ全車がこのタイミングでピットイン。これに対しマクラーレン勢は敢えてステイアウトを選択したため、通常条件での2回ストップを強いられる形となった。この判断が勝敗の分岐点となった。
「賢い判断だった」フェルスタッペンはチームの決断を絶賛
レース後、フェルスタッペンは戦略の的確さを称えた。
「これは僕たちにとって信じられないレースだった。セーフティカーでピットに入る判断は正しかった。すごく賢い判断だったし、勝てて本当にうれしい。まだ戦い続けられる」
「タイヤの摩耗が激しいサーキットだから、25周もたせるのは簡単じゃなかった。でもすべてがうまくいった。マクラーレンがピットに入らなかったのは興味深かったけれど、そのおかげで僕たちにはギャップができた」
週末を通して悩まされた「バウンシング」も克服し、スプリントで表彰台を逃した反撃として、予選3番手からの逆転優勝を実現。最終的にピアストリに約8秒差をつけフィニッシュした。

タイトル争いは最終戦へ。ノリスとの差は12ポイント
今回の優勝で、フェルスタッペンはランド・ノリスとの差をわずか12ポイントに縮め、3人によるタイトル決戦は最後まで継続することになった。
「可能性はまだ全部残っている。どうなるか見てみよう。あまり心配はしていないよ」
レッドブルは戦略判断でマクラーレンを上回り、フェルスタッペンに再びタイトル争いの舞台を整えた。決着はアブダビでの最終戦に委ねられる。
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