マックス・フェルスタッペン 2025年のGT3レース出場をレッドブルF1が許可

過去には2017年のフェルナンド・アロンソが、マクラーレン時代にモナコGPを欠場してインディ500に挑んだ例があるが、それ以来のF1ドライバーによる別カテゴリーへの本格参戦となる可能性がある。
フェルスタッペンは先日、FIAにスポーツカーのドライバー分類を申請し、最上位の「プラチナ」クラスに認定されたことを明かした。また、自身の「Verstappen.com Racing」ブランドが冠されたフェラーリGT3マシンで、難関ノルドシュライフェを走行。非公式ながらラップレコードを更新したとも報じられている。

レッドブルF1のアドバイザー、ヘルムート・マルコはバルセロナで「秋にはカレンダーに空白がある。マックスはもうそれを見ているだろう」とORFに語り、GT参戦を事実上認めた。
「マックスを笑顔にしたければ、GTの話をすればいい」と語ったマルコは、かつては冬のスキーすら禁止していたが、今回はその姿勢を緩めたようだ。
「GTカーは比較的遅いクルマだ」としながらも、「ただ心配なのは、彼が実際にレースに出れば、みんなが“自分の腕を見せてやろう”として、マックスにとっては難しい展開になるかもしれないことだ」と警戒もにじませた。
現時点では具体的なレースや日程は明かされていないが、フェルスタッペンのGT3参戦は、F1ファンのみならずモータースポーツ全体にとって注目の話題となりそうだ。
カテゴリー: F1 / マックス・フェルスタッペン / レッドブル・レーシング