マックス・フェルスタッペン F1日本GP予選修正に苦言「根本は変わらない」

今回の変更では、予選で許容される最大エネルギー回生量が9.0メガジュールから8.0メガジュールに引き下げられた。FIAはこれによって、予選を純粋なパフォーマンス勝負に近づけたい考えだが、フェルスタッペンは問題の根本までは変わらないと受け止めている。
鈴鹿の予選修正は「わずかな助け」にとどまる
フェルスタッペンは、鈴鹿での今回の修正について、まずは実際に試していない段階で断定は避けつつも、少なくとも全開に近づくことを期待していると説明した。
「シミュレーターでこの仕様は試していないので、はっきりした答えはできない。以前は少し、基本的に全開ではなかった。だから、これでもう少し全開に近づいてくれればと思う」とフェルスタッペンは語った。
「もちろん、去年とはかなり違う感覚だ。でも、これが今の現実であって、現時点では受け入れるしかない。今年については、どうすることもあまりできない」とフェルスタッペンは述べた。
「来年にはもっと大きな変更が入ることを期待している。どう感じるか?それは……どう感じるか?違うという感じだ。もちろん、僕がこの状況についてどう思っているかは、みんなも分かっていると思うし、シミュレーターでも同じように感じていた。ここでは8メガジュールにすることで少しは助けになるかもしれないが、基本は同じだ。だから依然としてスロットルの入れ方には気をつけなければならない。それは過去とはまったく違う」とフェルスタッペンは語った。
根本的な不満は“レースらしさ”の喪失
フェルスタッペンの不満は、今回の1メガジュールの修正そのものよりも、現行レギュレーション全体の方向性に向けられている。
今回の変更についても、フェルスタッペンは「小さな違い」にすぎないと受け止めており、より本質的な修正が必要だと考えている。
「これは小さな変更にすぎないし、来年にはもっと実質的な修正が必要になる。違いは少ししかない。ただ、それだけでは十分ではない」とフェルスタッペンは強調した。
さらにフェルスタッペンは、現行レギュレーションに対する率直な不満も隠していない。
「ドライバーが限界までプッシュすることができない状況で、ストレートでは“スーパークリッピング”の影響を受けている。こういう状況では、本当の意味でのレースとは言えない」とフェルスタッペンは語った。
「これはまるで“ステロイド版フォーミュラE”のようなものだ」とフェルスタッペンは以前のテストでも語っている。

鈴鹿への期待と現実的な立場
それでもフェルスタッペンは、日本GPの週末に向けて感情的になるのではなく、現状を冷静に受け止めている。
近年の鈴鹿での成功を引き合いに出しながらも、今季の状況は別物だと強調した。
「過去のことは考えない。シーズンごとに状況は違うし、現実的でいなければならない。今の僕たちは、あのレベルにはまったく近づいていない」とフェルスタッペンは語った。
FIAの今回の対応によって、鈴鹿の予選がいくらか改善される可能性はある。ただしフェルスタッペンの見立てでは、それはあくまで応急的な修正にとどまる。2026年型F1の方向性を巡る議論は、今後も続いていくことになりそうだ。
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