マックス・フェルスタッペン FIAのF1悪態禁止令は「不必要でやり過ぎ」
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4度のF1チャンピオンに輝いたフェルスタッペンは、シンガポールグランプリ前のFIA公式記者会見で「Fワード」を使用し、物議を醸した。
皮肉なことに、フェルスタッペンが「Fワード」を使用したのは、FIA会長のモハメド・ビン・スライエムが冒涜的な言葉の使用に不快感を示し、取り締まりを望んだ日だった。
冬の間、FIAは悪態やFIAに対する侮辱的なコメントに関するレギュレーションの更新を早急に進めていた。
F1ドライバーが悪態を吐いた場合、4万ユーロの罰金が科せられる。繰り返し悪態を吐いた場合は、レース出場停止や選手権ポイントの減点処分が科せられる可能性もある。2年間に3回悪態を吐いたドライバーには、2レースの出場停止処分が科せられる。
最新のレギュレーションについて「問題になるから話したくない」と当初は語っていたフェルスタッペンだが、O2でのF1 75 Liveイベントを前に、その件について詰め寄られると「高額だ」と答えた。
「正直に言って、僕としては、ルールをそんなふうにする必要はない。常識を少しは使わないと」
「それに加えて、こういったことに焦点を当てるのではなく、安全性の向上や、F1マシンの全体的なパフォーマンスの改善に焦点を当てるべきだと思う。 ある意味で、それは不必要だ」
もし2レースの出場停止処分を受けたら、ドライバーとしてのポテンシャルがそこで終わってしまう可能性があるのでは、と指摘されたフェルスタッペンは、「確かにそうだ。 だからこそ、それはやり過ぎだと思う」と語った。
しかし、フェルスタッペンは、この件についてビン・スライエムと話をしていないことを明らかにし、この件は「複雑な問題」であると述べた。
ビン・スライエムが接触してきた場合、彼が会話に応じるかどうかについては、「僕は常に自分の意見を述べている」と語った。
「今言ったように、それはやり過ぎだ。あのように、完全に書き留める必要はなかった」
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