マックス・フェルスタッペン、F1日本GPでタイトル確定の可能性
マックス・フェルスタッペンは、早ければ鈴鹿サーキットで3年ぶりに開催されるF1日本GPで2022年のF1ワールドチャンピオンを確定させる可能性がある。

フェラーリのシャルル・ルクレールがポール・トゥ・ウィンを飾り、レッドブル・レーシングのダブルリタイアで開幕した2022年のF1世界選手権。第3戦でもシャルル・ルクレールがポール・トゥ・ウィンで2勝目を挙げたことで、今年はフェラーリが独走すると考えられていた。

しかし、そこからマックス・フェルスタッペンとレッドブル・レーシングは巻き返し、これまでの14戦で9勝を挙げた。特に先週末のF1ベルギーGPでは、14番グリッドからのスタートから圧倒的な速さで優勝。その強さはメルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフが「ヨーロッパでチャンピオンシップが終了する状況にあるかもしれない」と嘆くほどだった。

ブラジルGPでのスプリントを含めた残り8戦で、最大で獲得できるポイントは216ポイントある。

F1ベルギーGPを終えた時点で、マックス・フェルスタッペンは、ランキング2位のセルジオ・ペレスに93ポイント、3位のシャルル・ルクレールに98ポイント差をつけている。

マックス・フェルスタッペンは、残り8戦で4勝すれば、2022年のF1ワールドチャンピンを獲得できる。

最短のシナリオは、マックス・フェルスタッペンが、オランダ、イタリア、シンガポールで優勝+ファステストラップを記録し、セルジオ・ペレスとシャルル・ルクレールがノーポイントで終えることだ。フェルスタッペンが26ポイント×3を達成する可能性はあるが、ペレスとルクレールがノーポイントは現実的とは言えない。

最も現実的なシナリオは、F1日本GPでのタイトル決定だ。その時点で残りポイントは112ポイントとなる。

今後マックス・フェルスタッペンがF1日本GPまで4連勝を達成し、セルジオ・ペレスが2位だった場合、その差は125ポイントとなりフェルスタッペンのタイトルを確定する。

セルジオ・ペレスは18ポイント以上、シャルル・ルクレールは23ポイント以上失うことはできない。

ホンダはF1から撤退したが、レッドブル・レーシングはホンダが製造したF1パワーユニットで2022年のタイトルを争っている。鈴鹿サーキットは、タイトルを確定させるこれ以上ない場所となるだろう。

タイトル以外に期待される記録
タイトル獲得以外にもマックス・フェルスタッペンに期待される記録がいくつかある。

マックス・フェルスタッペンは、1シーズンでの最多勝利記録を更新しようとしている。これまでの最多勝利は13勝で、過去2回しか達成されていない。

ミハエル・シューマッハは 2004 年にタイトルを獲得するまでに18レー​​中13勝を挙げ、セバスチャン・ベッテルは2013年の 4回目で最後のタイトルを獲得した際に13勝を挙げまている。

2013年のセバスチャン・ベッテルのタイトル獲得には、F1史上最長の 9連勝が含まれている。

マックス・フェルスタッペンは、セバスチャン・ベッテルの偉業を超える可能性があるが、それは次の7レースで勝った場合に限られる。

現在、マックス・フェルスタッペンは、今シーズン2度目の 3 連勝を達成しているが、前例のない記録を樹立するには、ブラジルを含めて途切れることのない連勝が必要となる。

マックス・フェルスタッペンが更新する可能性のあるもう1つの記録は、F1史上で最大のポイントリードだ。

その記録もセバスチャン・ベッテルが保持している。2013年シーズンに155ポイントのアドバンテージを築いている。今年でF1を引退するベッテルがいかに偉大なドライバーだったかを象徴する記録でもある。

また、マックス・フェルスタッペンは、F1最多勝利数で6位に入る可能性もある。

マックス・フェルスタッペンは現在、F1キャリアで29勝を挙げて8位につけており、ナイジェル・マンセル(31勝)とフェルナンド・アロンソ(32勝)の両方を視野に入れている。5位のアイルトン・セナの41勝で今シーズンは追いつくことはできない。

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カテゴリー: F1 / マックス・フェルスタッペン / レッドブル・レーシング / ホンダF1 / F1日本GP