マックス・フェルスタッペン 「決勝ではトップスピードが有利に働くはず」
マックス・フェルスタッペンは、フリー走行3回目でタイムシートのトップに立ったが、フェラーリはカルロス・サインツJr.のPU交換ペナルティを考慮して、スリップストリーム戦術を展開したことにより、シャルル・ルクレールの後ろの2番手で予選を終えた。
レッドブル・レーシングは、ポール・リカールでロードラッグのウイング構成を走らせており、ホンダF1エンジンの強力のパワーと相まって、マックス・フェルスタッペンとチームメイトのセルジオ・ペレスは、予選でのすべてのトップスピード計測ポイントでトップに立った。
エンジンモードを最大にし、最も軽い燃料で走る予選では、ポール・リカールのミストラルシケイン手前のスピードトラップで、セルジオ・ペレスはシャルル・ルクレールに3.8mphのアドバンテージを持っていた。マックス・フェルスタッペンも3.7mphのアドバンテージがあった。
ロードラックのアプローチは、レッドブル・レーシングの両ドライバーが、テクニカルなオープニングセクターで必要なタイヤ温度を発生させることを難しくしたが、レースでは有利になる。より高いダウンフォースを走らせているフェラーリは、他の車のすぐ後ろを入っていない限り、DRSを使用してドラッグを落とすことはできない。
GPSトラックデータによると、フェラーリはポール・リカールの高速コーナー、特にシーニュとル・ボーセではるかに高速で走行している。FP2でのルボーセでのゲインは約6mphだと考えられていた。
しかし、フェラーリの両ドライバーは、レースでは、フロントタイヤを食べずにより高いダウンフォースのアドバンテージを利用して全開で走ることはできないだろう。フェラーリは、レッドブル・レーシングよりもタイヤが過熱しているように見えるため、それに応じて摩耗も速くなる。
同様の状況は2020年にシルバーストンで開催された70周年記念グランプリで当時支配的だったメルセデスF1に悪影響を及ぼした。マックス・フェルスタッペンは、粘り強さとタイヤの摩耗の良さが成果を挙げて勝利を収めた。
レッドブル・レーシングのウイング選択がレースで役立つことを期待しているかと質問されたマックス・フェルスタッペンは「そう願っている」とコメント。
「僕たちはストレートで再び速いように思う。それは素晴らしいボーナスだ。でも、全体的に高速でのパフォーマンスをもう少し調べる必要があると思う」
「全体的として、僕たちが搭載しているウイングが何であれ、僕たちはいつもフェラーリと比較して高速コーナーで少し苦労している」
「でも、明日ここではタイヤは信じられないくらい熱くなるだろうし、予選ラップほど高速でプッシュすることはできないはずだ」
「その場合、いくつかの場所でDRSを使用できる予選よりもトップスピードが少し役に立つことを願っている」
マックス・フェルスタッペンは、金曜日のプラクティスで第1セクターでアンダーステアに苦しんたことでタイヤのウォームアップがうまくいかなかったが、予選では「昨日と比べて低速グリップが優れている」と感じていると語る。
だが、その傾向は予選でも残っており、車のバランスが彼が望んでいた場所になかったことお、シャルル・ルクレールに対する敗北につながった。
F1フランスグランプリの予選は、2022年のトレンドの1つを反映していた。マックス・フェルスタッペンは車のバランスに不満を持っており、RB18がまだわずかに重量が重いことも相まって、グラウンドエフェクトカーの低速コーナーで追加のアンダーステアがフェルスタッペンに嫌悪感を与えている。
「全体的にこのような状況では何が起こるかを実際に知るのはとても難しい」とマックス・フェルスタッペンは語った。
「とても暑く、タイヤも過熱している。正しいウイングにタイヤを入れるのは非常に困難だ」
「正直、予選は正しいバランスを得るのに少し苦労した。とにかく望んでいたグリップがなかった。特に本気でプッシュしたいQ3でね」
「でも、それはトラックレイアウト、路面、そして、熱に関連しているだけかもしれない。それが実際に車に適していないのが、僕のドライビングスタイルに適していないのかどうかは分からない。僕には分からない」
「でも、全体的に2番手はかなり良い結果だと思っている」
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