フェルスタッペン スプリントを完全制圧「重要なのは最初の2周だけだった」
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ポールポジションからスタートしたマックス・フェルスタッペンはレッドブルリンクでのスプリントを完全制圧し、シャルル・ルクレールとカルロス・サインツのフェラーリ勢を下して日曜日のオーストリアGP決勝をグリッド先頭からスタートする。
スタートシグナルが消えると、マックス・フェルスタッペンは良いスタートを決めて首位のままターン1へ向かう。フェルスタッペンの背後では、カルロス・サインツJr.がシャルル・ルクレールの前に出ており、先頭集団がターン3へ向かって丘を駆け上がる中、アウトサイドからフェルスタッペンに仕掛ける。
しかし、マックス・フェルスタッペンがカルロス・サインツJr.の動きを封じ、サインツがターン3外側のラインを選ばざるを得なくなると、今度はルクレールがインサイドで有利な加速を得てターン4でチームメイトをかわして2番手を奪い返す。
先頭ではマックス・フェルスタッペンがすぐにフェラーリの2台を引き離し始め、6周目に入る頃にはカルロス・サインツJr.に0.5秒差で追われるシャルル・ルクレールとの差を2.3秒に広げる。
すでにクルージング状態に入ったマックス・フェルスタッペンは、23周を終えてフィニッシュラインを越えると、イモラに次ぐ今シーズン2回目のスプリント優勝を挙げた。
「レッドブルリンクでスプリント優勝を飾れて気分が良い」とマックス・フェルスタッペンはコメント。
「ギャップを築くためには最初の2周が重要だったけれど、そのあとはペースを維持するだけでよかった。もちろん、スプリントだけでは明日のレースに向けた全体像は掴めない。でも、僕たちとフェラーリのペースは互角だ」
「明日も厳しい戦いになると予想しているし、ハードタイヤも使うことになるから、ハードタイヤがレースでどのようなパフォーマンスを見せるのか興味深い。レースでは何が起こるかまったく予想できないので、戦略で好判断を下すことがとても重要になる。簡単な展開にはならないと思うけれど、レースを楽しみにしている」
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