マックス・フェルスタッペン、失神寸前で掴んだF1アメリカGPの勝利
F1アメリカGPでの勝利を挙げたレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、レース中に体調に苦しんでいたことが明かされた。

チームメイトのセルジオ・ペレスは、胃の不調と1周目からのドリンクシステムの故障によって56周のF1アメリカGPのレースで脱水症状に苦しんでいたことがすでに知られている。

レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは「ペレスはウォームアップラップで水が出過ぎてしまった。至るところに飛び散った」と Auto Motor und Sport に明かした。

「彼はバラクラバを変えなければならなかった。レース中、彼はまったく水分補給ができなかった。水が出過ぎたことで、何かがおかしくなり、足りなくなってしまったようだ」

だが、ルイス・ハミルトンと優勝争いをしていたマックス・フェルスタッペンも体調不調と格闘していた。

「信じられないくらいだ。運転しているときに彼の精神力が奪われることはない」とヘルムート・マルコは語った。

「彼は健康状態が悪い状態でもマシンを限界まで走らせ、それでもベストな戦略は何かを考えている」

レッドブル・ホンダの2人のドライバーが体調不良に苦しんだのは、高い気温とサーキット・オブ・ジ・アメリカズのバンプが原因だと考えられている。

「二人のパフォーマンスは印象的だった」とヘルムート・マルコは語った。

「マックスは呼吸法と飲料水で体調を整えていた。その間、彼は完全に意識を失っていた」

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