マックス・フェルスタッペン 「エンジニアの一言が僕に火をつけた」 / F1シュタイアーマルクGP 予選
マックス・フェルスタッペンは、F1シュタイアーマルクGPでの予選でのエンジニアが無線で発した一言が、Q3でのポールポジション獲得のために“火をつけた”と語る。

マックス・フェルスタッペンは、F1シュタイアーマルクGPの予選で素晴らしい走りを見せ、キャリア初となる2戦連続ポールポジションを獲得した。セッション後、エンジニアのジャン・ピエロ・ランビアーゼとの無線での会話によって鼓舞されたと明かした。

マックス・フェルスタッペンはQ3で2回のアタックを行い、両方ともポールポジションには十分だった。最終的には最初のフライングラップの1分03秒841秒がベストタイムとなり、バルテリ・ボッタスに0.194秒差をつけてポールを獲得した(ただし、ボッタスはFP2でのピットレーンでのスピンによってペナルティを科されて5番グリッドに降格する)。

予選後の話で、マックス・フェルスタッペンは予選のQ2セグメントの終わりのサイター(試験)ラップを放棄した後、エンジニアのランビアーゼと激論になったことを明かした。

「実際、エンジニアがQ3に向けて僕に火を付けたと思う」とマックス・フェルスタッペンは語った。

「彼は僕がソフトでサイターラップをしなかったことに腹を立てていて、僕がボックスしたときに無線で『ターン1でもたついたのは分かっている。だが、タイヤの状態を確認するためにプッシュすべきだった』と言った。僕は答えなかったけど、密かにQ3の最初の走行で少し強くプッシュしてやると僕を興奮させたと思う!」

Q3でのマックス・フェルスタッペンの2回目のラップは1分03秒919と1回目よりも遅くなったが、それでもポールを獲得できるタイムだった。

マックス・フェルスタッペンとレッドブルにとってはレッドブル・リンクでの初ポール。フェルスタッペンにとっては2013年にチームに加入して以来初の2戦連続ポールとなった。

「とても良い週末だった」とマックス・フェルスタッペンは語った。

「予選でも、クルマは本当にいい走りをしてきた。最後の数コーナーのトラフィックに対処して、クリーンな走りをするのは簡単ではなかったけど、最終的にはQ3の1周目で十分だったと思う。セクター1がよかったし、そして、もちろん、ホームであるここでポールにいることができてとても幸せだ。ここで1番にレッドブルのクルマを見るのはいつだっていいことだ」

バルテリ・ボッタスのペナルティのおかげで、タイトルライバルのルイス・ハミルトンがフロントローに並ぶ。

「もちろん、明日は接戦になると思う」とマックス・フェルスタッペンは付け加えた。

「でも、それはみんなが好きなことだと思うので、楽しみにしている」

「これまでのところ、ロングランで見れば、僕たちは非常に緊密にマッチしているので、レースの全距離にわたってそれがどのように機能するかを確認する必要がある。でも、非常に僅差になると予想している

「「決して簡単なではない。たまに簡単に勝てればいいのにと思うことはあるけど、レースのためにはそれは良いことだ。明日はとても接戦になると確信している。またフランスのような面白いレースにあることを期待しているよ」

一方、マックス・フェルスタッペンは、今年の予選でのレッドブルのペースの向上は、ホンダのF1パワーユニットの改良によるものであるという提案について予選後の記者会見に冗談を言った。

「僕たちはいくつも高地を得意としているけど、次回は僕たちが走らせているリアウイングの違いをプリントアウトしてきて、ジャーナリスト全員に配ろうかと思っている」とマックス・フェルスタッペンはコメント。

「今もこのような質問を受けているし、2~3週間くらい僕たちがストレートで速いという2つの質問があった。確かに僕たちは速いけど、リアウイングを見てもらいたい。まったく同じではないと思う」

「確かにホンダは昨年と比較して素晴らしい仕事をした。最初のエンジンから今マシンに搭載されているエンジンまでに、信頼性、改善が重要だし、純粋なパワーという点で明確なパワーアドバンテージがあるわけではないと思う」

「次回までにプリンターを起動して、数枚の写真を配ろうと思う」

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カテゴリー: F1 / マックス・フェルスタッペン / レッドブル・レーシング / ホンダF1 / F1シュタイアーマルクGP