F1 マックス・フェルスタッペン ホンダF1
マックス・フェルスタッペンは、新型フロントウイングを投入し、ホンダのF1エンジンをプッシュできるようになったF1オーストリアGPから“クルマが生き返った”と語る。

シーズン序盤はメルセデスとフェラーリのペースに匹敵することに苦しんだレッドブル・ホンダだが、アップデート版フロントウイングとホンダの“スペック3”F1エンジンが揃ったF1オーストリアGPで競争力を発揮して初勝利。マックス・フェルスタッペンは4戦で2勝、2位表彰台、5位という結果を残した。

マックス・フェルスタッペンは、F1フランスGPとF1オーストリアGPの間で行われた改良が“転機”となったと語る。

「クルマが改良されて、近づいてくると、エンジンをもう少しプッシュする必要が出てくる。フェラーリはそれをやっているし、メルセデスもある程度そうしているからね」とマックス・フェルスタッペンは語った。

「だから、それをするために僕たちはエンジンを少しプッシュする必要があった。そして、今ではレースの週末ごとに突然戦いに絡めるようになっている」

「オーストリアで見ることができたと思うけど、レース中にクルマは生き生きしたし、僕たちは飛ぶように速かった」

「シルバーストンは本来なら2位で終得られていたはずだけど、ずっと身動きが取れず、シャルル(ルクレール)と戦っていたのでペースを示すことができなかった」

マックス・フェルスタッペンは、ホンダF1はマクラーレンとのパートナーシップで経験した“ネガティブなこと”によってエンジンをプッシュすることをためらっていたと語る。また、フェルスタッペン自身もホンダとのパートナーシップには慎重になっていたという。

「ホンダF1との新しいコラボレーションが開始した当初、僕はとても慎重だった。でも、彼らは素晴らしい人々であり、彼らが良い仕事をすることはわかっていた。でも、僕たちの方も序盤はマイナーな問題に苦労していた。いくつかの理由でクルマは僕たちが望んでいた走りができていなかった」

「僕たちは懸命に仕事を続けてきた。それにファクトリーでも新しいパーツをクルマに素早く投入するためにとても一生懸命に努力し続けてくれた。もちろん、エイドリアンがそのトップにいるわけだし、それによって僕たちは非常に速くクルマを手にした。それは運転することを喜びにしてくれた」

「僕たちが新しいものを投入したオーストリアが僕たちにとって転機だったように思う。ようやくクルマを本気でプッシュできるようになった」

「エンジンもより多くを使えるようになったと思う。ホンダはエンジンを壊したくないと思っていた。今の僕たちはもう少しプッシュしているけど、それでもうまくいっている。マクラーレンでのネガティブなことによって、彼らは少し慎重だったと思う。でも、僕はそれが正しいアプローチだったと思っているよ」

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