F1 ストフェル・バンドーン マクラーレン
ストフェル・バンドーンは、マクラーレンは2018年シーズンを通してまったく進歩を果たしていないと不満を述べ、母国レースとなったF1ベルギーGPは“最悪な週末”だったと嘆いた。

ストフェル・バンドーンは、F1ベルギーGPの決勝を最下位15位でフィニッシュ。3回のフリープラクティス、予選と合わせてすべてのセッションでタイムシートの最下位に沈んだ。

マクラーレンのパフォーマンス不足はチームメイトのフェルナンド・アロンソも同様で、予選では2台揃ってQ1敗退を喫している。

シーズン序盤はフェルナンド・アロンソの奮闘もあってポイントを積み重ねたマクラーレンだが、過去8戦では3戦でしかポイントを獲得できておらず、コンストラクターズ選手権4位争いにおいてルノーとハースに大きく離されただけでなく、7位のトロロッソ・ホンダに迫られている。

「週末がどんどん悪くなっていくのは難しいことだ。僕たちが目にしたパフォーマンスは良かった頃から程遠いものだった。まったく説明がつかない」とストフェル・バンドーンはレース後にコメント。

「僕たちはシーズン開始時から進歩していないというのが現実だ。僕たちは他チームと比較してまったく進歩を果たせていない」

また、ストフェル・バンドーンは自身のウェブサイトでもマクラーレンへの不満を口にしている。

「僕たちは週末ずっと苦戦していた。チームとして僕たちは十分にうまくいっていない」

「僕たちはこのようなレースで少し苦戦することはわかっていた。高い効率性が要求されるサーキットでは特にね。僕たちは本当に酷く傷つけられている」

ストフェル・バンドーンのマクラーレンの将来は不確実となっている。F1ベルギーGPでフリー走行1回目を担当したランド・ノリスはチームから高い評価を受けており、F1イタリアGPでも再び走ることが確認されている。それだけでなく、フォースインディアから押し出されるエステバン・オコンに今シーズンのシートを奪われるとも噂されている。

だが、ストフェル・バンドーンのマネージャーを務めるアレッサンドロ・アルンニ・ブラビは、今シーズンにバンドーンがシートを失うことはないと繰り返す。

「噂はつきものだ。だが、今週末はあまりにも多すぎたと思うし、それらは現実を反映したものではない」とアレッサンドロ・アルンニ・ブラビ RTBF にコメント。

「ストフェルは、2018年はマクラーレンのドライバーであり、シーズン最後まで走る。それは間違いない」

しかし、2019年はマクラーレン以外のチームを探す必要があるのではないかと質問されたアレッサンドロ・アルンニ・ブラビは「多くのドライバーが可能性を探っていろんなチームと話をしている。それは我々にとっても同じだ」と語る。

「ストフェルのためにいいクルマを得たいと思っているし、彼も自分の仕事に集中しなければならない。私もあらゆる選択肢に目を向けている」

「我々にとってはマクラーレンが第一候補だ。だが、もしこのチームが来年に向けて良い選択肢ではない場合、我々もストフェルのために他のの選択肢も検討することになる」

「彼は非常にプロフェッショナルな男だし、プレッシャーにもうまく対応できる。彼はおとなしいが、だからといって積極性に欠けるというわけではない。私は彼が来年もF1を続けるために100%のチャンスを提供する」

「保証はない。だが、彼は今もなお非常に有望な若手ドライバーのひとりだし、それに関してはマクラーレンを始め、他の多くのチームも認めている」

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カテゴリー: F1 / ストフェル・バンドーン / マクラーレンF1チーム