USF1、秋までにF1マシンを準備
USF1のチーム代表であるケン・アンダーソンは、USF1の初F1マシンを秋までに組み立て、来シーズンの冬季テストが解禁となる1月にトラックデビューさせたいと考えている。

元リジェとオニキスのテクニカル・ディレクターを務めたケン・アンダーソンは、USF1のF1へのエントリーのスケジュールは、来月になればより明らかになると語っているが、彼らが2010年シーズンのスタートに備えるのは十分に時間があると確信している。

「静的なリグテストを開始するために9月〜10月にはマシンを用意するつもりだ」

「エンジンサプライヤーと契約がいつ始まるかなど、現在、まだいくつかのことが宙に浮いている」

「状態は流動的だし、それら全てのことは4〜6週間後に明らかになるだろう。しかし、現在の規約では、最後のレースから1月1日までマシンで走行はできないだろうから、実際のマシンでの走行は来年の1月まで予定していない。それでも、いずれにしろ開幕戦まではほぼ3カ月ある」

USF1チームのスポーティング・ディレクターであるピーター・ウィンザーは、USF1の最初の2シーズンの目標は保守的なものになるだろうと語る。

「2010年の成功は、まずアメリカ合衆国でF1マシンを土台から出発し、効率的かつクリーンに設計・製造できることを証明することだ。しかし、我々は信頼性のある2台の素晴らしいマシンを生産できると思っているし、レースをフィニッシュし、1年目にそれなりの結果を出せるかもしれない」

「2年目はいくつかポイントを獲得できると思いたい。それはトップ10、トップ8でフィニッシュすることを意味する。そのあとは、上限はない。かなり保守的だと思う。新しいチームだし、走る前に少しずつ移動する必要があるからね」

ピーター・ウィンザーはまた、USF1がヨーロッパに第2の拠点を持つつもりであることを認めたが、噂されたスペインのエプシロン・エウスカディとの契約はまとまっていないと語る。

「我々は主にトラック、モーターホーム、ピット設備とテストの際の準備のためにヨーロッパに拠点を持つつもりだ。それは物流のためだが、大きくはないし、どこでもよい」

「まず第一に、人々、特に投資家やパートナーが訪れたくなるような世界の素敵な場所にしたい。スペインは素晴らしいし、南フランスや北イタリアならスポンサーの妻が行きたがるだろう。物流のための拠点なので、かなり自由に決定できる」

「エプシロンのホアン・ヴィラデルプラットとセルジオ・リンランドが非常に素晴らしい活動をして、良さそうなので、スペインはリストの中でかなり上位だ。我々のチームに必要なのはプラグインのオペレーションだ。しかし、契約はまとまっていないし、今年の後半までは決定するつもりはない」

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カテゴリー: F1 / USF1