WEC トヨタ セブリング1000マイルレース
FIA世界耐久選手権(WEC)2018-2019年スーパーシーズンの第6戦となるセブリング1000マイルレースが3月13日(水)、最初の公式練習セッションで幕を開け、TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDが今大会初挑戦となるコースで順調に周回を重ねた。

チームはここセブリング・インターナショナル・レースウェイで先月の3日間のプライベートテスト、そして先週末の土・日にも行われたWECの合同テストでも走行を重ね、コースについて学んできた。だが、本日行われた2回の90分間にわたる練習走行が本イベントの公式な走行開始となる。

イベント初日から数多く集まった観客の前で、小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスの駆るTS050 HYBRID 7号車が公式練習2回目のセッションで最速となる1分41秒730をマーク。中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソの8号車は0.532秒差の2番手につけた。

フロリダの空は晴れて暑く、先週末のテスト時と同じような気候だったにもかかわらず、WECの公式練習1回目前に6時間半にわたって行われた併催レースのテスト走行により、コース上のラバーや埃など、路面状況は大きく変わっていた。

コース上に吹く強い風と、路面コンディションの変化の影響もあり、2台共に先週末のテスト時よりもラップタイムは僅かに遅れることとなったが、チームは決勝レースのコンディションを見据えてセットアップの微調整を続けた。

公式練習2回目は薄暮の中で開始され、徐々にコースが闇に包まれていく中、同様のコンディションで走ることとなる予選、そして決勝レースへ向けての準備が進められた。このセッションでもチームは順調に周回を重ね、2台のトータルで181周、1,089kmを走破した。

ロペスがマークしたこの日の最速タイムは、これまでの予選最速記録を上回っており、明日木曜日の予選でもこれが再現できれば、トヨタはセブリングの公式記録に名を残すことになる。

TS050 HYBRID 7号車 (小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス):
公式練習1回目 : 2番手 (1分42秒506), 47周
公式練習2回目 : 1番手 (1分41秒730), 45周

TS050 HYBRID 8号車 (中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソ):
公式練習1回目 : 1番手 (1分41秒957), 41周
公式練習2回目 : 2番手 (1分42秒262), 48周

小林可夢偉(7号車):
事前テストで良い準備が出来たので、今日の練習走行は上手く進みました。今日は早い時間に別カテゴリーの車両が走ったために、テスト時とは異なる路面コンディションに直面することとなり、それにあわせる必要がありました。良いスタートを切ることが出来ましたが、更なるパフォーマンス追求のために努力を続ける必要があります。

マイク・コンウェイ(7号車):
満足行く一日でした。コースコンディションの変化に合わせていく作業を行いましたが、ナイトセッションで良いところを見出せたと思います。感触は良いですが、コース上の混雑によりクリアラップが取れませんでした。とはいえ、それも全て決勝レースへ向けた学習の一環です。ここはコース幅が狭く、タイヤをコース外に落としてしまうと多くの土埃が舞うので、特に夜は大変です。オンボードカメラの映像は見ごたえのあるものになるでしょう。

ホセ・マリア・ロペス(7号車):
良い一日でした。コースに慣れていくに従い快適に感じました。ですがコース上が混雑しており、路面も汚れていたので、クリーンなアタックするのはほぼ不可能でした。数週間前と比較すると、コースコンディションは大きく変化しています。車を良い感触に仕上げ、決勝レースへ向けた準備をすることが最も重要です。

中嶋一貴(8号車):
風向きの変化やその他の要素により先週末のテストの時とは全くコンディションが変わってしまい、なかなか難しい一日でした。とはいえ、2回の練習走行セッションを共にトラブルなくこなせたという点では悪くありません。最も重要なのはナイトセッションです。ここの夜間走行は、どれだけ走っても充分ということはなさそうですが、予選、決勝へ向けて経験を積むことは出来ました。

セバスチャン・ブエミ(8号車):
今日は多くの走行を行いました。先週末のテストを欠席したため、とにかく周回を重ねることが目標だったのですが、問題なくこなせて良かったです。コース上に車両が多く、先月のテストとは全く違う状況です。また、ここでの夜間走行は非常に暗く難しいので、その経験は大変重要です。今日得られたデータを解析し、セットアップでの改良が進むことを願っています。

フェルナンド・アロンソ(8号車):
非常に多くの車両が走っており、テスト時よりも間違いなくコース上が混雑していました。またコースコンディションも変わっており、セットアップの微調整作業を続けました。トラブル無く一日を終えられたという点では満足しています。明日、本格的な勝負が始まるのが楽しみです。

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カテゴリー: トヨタ | WEC (FIA世界耐久選手権)