FIA世界耐久選手権 トヨタ自動車 フェルナンド・アロンソ トヨタ TS050・HYBRID
FIA世界耐久選手権(WEC) 2018/2019年のスーパーシーズン開幕戦となるスパ6時間レースの予選で、TOYOTA GAZOO Racingは7号車ポールポジションと8号車が2番手グリッド獲得。

しかし、予選後の車検で7号車に予選タイム抹消および1周遅れでのピットスタートとの通達がなされ、8号車がポールポジションからスタートすることとなった。

予定より5分遅れで開始されたLMPクラスの予選で、TOYOTA GAZOO Racingはマイク・コンウェイとフェルナンド・アロンソが最初のアタックを担当し、まずタイミングシートの1-2につけた。

しかし、2人目のアタッカーである小林可夢偉と中嶋一貴は、他車のクラッシュの影響で40分ほどの赤旗中断を余儀なくされる。だが、小林可夢偉と中嶋一貴は集中力を途切れさせることなく、セッション再開後に好タイムをマーク。小林可夢偉が全体ベストのタイムを叩き出したことにより、2名の平均タイム1分54秒583をマークし、8号車を平均で0.379秒上回り、7号車がポールポジションを獲得。

フェルナンド・アロンソにとって初めてのWECでの予選セッションは、中嶋一貴と共に8号車のアタックを担当し、平均で2番手タイム。2台のTS050 HYBRIDが最前列グリッドに並んで決勝レースのスタートを切ることとになると思われた。

しかし、予選後の車検で7号車の燃料流量計について、予選前に申告していたものと異なるシリアルナンバーの部品が使用されていたことが発覚。7号車の予選タイム抹消されてピットスタートとなることで、明日の決勝レースは、中嶋一貴/セバスチャン・ブエミ/フェルナンド・アロンソ組のTS050 HYBRID 8号車がポールポジションからスタートを切ることとなった。

TOYOTA GAZOO Racingがポールポジションからスタートを切るのは15度目。最前列グリッドから、昨年から続く4戦連続、通算はで17度目となる優勝を目指す。

明日、土曜日の決勝レースではもちろん勝利が目標。明日は現地時間午後1時半(日本時間午後8時半)に6時間で争われる決勝レースのスタートが切られる。

ドライバーコメント ※7号車の予選タイム抹消以前

小林可夢偉(7号車)
まずは冬のオフシーズンの間のチーム全員の頑張りに感謝します。彼らは今日もとても良い仕事をしてくれましたし、マイクも素晴らしいアタックタイムを刻んでくれました。昨年とは状況が変わっても、我々は更に強くなり、それを本日の予選でお見せすることが出来ました。今は、最も重要な明日の決勝レース向けて集中しています。

マイク・コンウェイ(7号車)
私と可夢偉とで、素晴らしい予選タイムを刻むことが出来ました。TS050 HYBRIDは予選アタックの時もとても良いフィーリングで、それが好タイムに繋がりました。ポールポジションでポイントを獲得出来たことと、明日最前列からスタートを切れるのは素晴らしい気分です。チームメイトと常に刺激し合いながらレースに臨む中、今日は予選で1-2を獲得出来ました。明日の決勝もこの調子を維持して、優勝を目指したいと思います。

中嶋一貴(8号車)
自分のアタック前に赤旗による長い中断があったので、集中力を維持するのが大変でした。アタック前半での小さなミスが悔やまれるところです。車両のバランスはまずまずでしたが、明日の決勝に向けては、もう少し改善したい部分があります。特にタイヤを痛めずに長い距離を走り続けられるようにクルマを仕上げる必要があります。明日の決勝は長いですが、今日の予選結果はチームにとっては幸先よいシーズンのスタートになったのではないでしょうか。

フェルナンド・アロンソ(8号車)
まずまずの予選で、アタックを楽しむことが出来ました。今日のWECの予選を経験出来でとても良かったです。自分自身は、セクター2の前半をもう少し上手くまとめられれば、もっと良いタイムを出せたかと思いますが、一貴の方はとても上手に予選アタックしてくれました。ともあれ、予選1-2の結果は、チームにとっても最高の予選と言えるのではないでしょうか。明日の決勝は6時間の長丁場ですが、しっかり上位フィニッシュを目指します。

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / トヨタ / WEC (FIA世界耐久選手権)